- 2013/12/19上場 ダイキアクシス(4245)評価 C
- 2013/12/17上場 アズマハウス(3293)評価 C
- 2013/12/9上場 ホットリンク(3680)評価 A
- 2013/11/29上場 アライドアーキテクツ(6081)評価 A
- 2013/11/20上場 メディアドゥ(3678)評価 B
- 2013/11/20上場 M&Aキャピタルパートナーズ(6080)評価 B
- 2013/9/25上場 エンビプロ・ホールディングス(5698)評価 D
- 2013/9/20上場 オープンハウス(3288)評価 C
- 2013/4/25上場 オークファン(3674)評価 B
- 2013/3/27上場 タマホーム(1419)評価 C
- 2013/3/12上場 ソフトマックス(3671)評価 C
2013/12/19上場 ダイキアクシス(4245)評価 C
公募価格1,400円に対し初値3,100円で初値上昇率+121.4%
大亀 裕(社長)47.22%(上場時)
↓
大亀 裕(社長)0%(2022年7月)
■事業内容は「浄化槽/各種水処理設備の製造・販売・管理」とあります。
四国のホームセンターダイキから独立した会社ですね。
地味系ジャンルということで、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後3年過ぎたころから株価が急上昇し始め、上場4年で初値の6倍の株価まで上昇しました。
アベノミクスの効果が大きいのでしょうが、まずまずの結果と言えます。
2013/12/17上場 アズマハウス(3293)評価 C
公募価格1,600円に対し初値1,760円で初値上昇率+10.0%
東 行男(社長)51.53%(上場時)
東 優子 18.61%
東 絹子 14.31%
東 祐子 3.58%
東 さゆり 3.58%
↓
東 行男(社長)36.0%(2022年7月)
東 優子 15.3%
東 絹子 0%
東 祐子 2.9%
東 さゆり 2.9%
■事業内容は「和歌山で分譲住宅の建設・リフォームおよびホテル運営」とあります。
完全なる一族経営ですね。
不動産分野は大幅な増益は期待できないことから、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後しばらく横ばいとなっており、目立った値動きはありません。
関西に進出しているものの、いかんせん注目度が低い。
ITへの積極的な投資など、話題性があれば少しは株価に影響が出たかもしれません。
2013/12/9上場 ホットリンク(3680)評価 A
公募価格2,700円に対し初値7,170円で初値上昇率+165.5%
内山 幸樹(社長)43.47%(上場時)
↓
内山 幸樹(社長)16.6%(2022年7月)
■事業内容は「SNSマーケティング・データ解析・ビックデータ販売」とあり、まさに時代のニーズにマッチしたジャンルですね。
中国にも進出とかなり積極的な経営を行っております。
評価は期待を込めてAとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場翌月に初値の3倍の株価を付けた後、急降下して二度と株価は戻ってきておりません。
急落スピードも早く、上場1年も経たずに初値を割っていることから、もしこの銘柄を買っていたと仮定すると、おそらく損切りになっていたと思います。
上場直後に急上昇した銘柄はしこり玉ができるのか、その後の株価は軟調になるのかもしれませんね。
この辺りは、2013年に上場した他のIPO銘柄にも当てはまることです。
2013/11/29上場 アライドアーキテクツ(6081)評価 A
公募価格1,700円に対し初値5,600円で初値上昇率+229%
中村 壮秀(社長)43.87%(上場時)
↓
中村 壮秀(社長)33.9%(2022年7月)
■事業内容は「ソーシャルメディアのマーケティング支援」とあります。
マーケティング業界のDX化を支援、自社開発SaaSプロダクト開発とまぁ時代の最先端を行っているイケイケの会社ですわ。
従って、評価は最高ランクのAとさせていただきます。
気になる株価ですが、12/9上場のホットリンクと同じ様な値動きとなりました。
株式分割が行われていますが、初値が高い位置にあったせいか上場後2年で当時の高値からみて10分の1ほどの株価へと下落、逆テンバガー達成と相成りました。
上場直後に急騰した銘柄はその後の株価は軟調になる可能性が高いです。
2013/11/20上場 メディアドゥ(3678)評価 B
公募価格3,300円に対し初値11,770円で初値上昇率+257%
藤田 恭嗣(社長)43.91%(上場時)
↓
藤田 恭嗣(社長)15.3%(2022年7月)
■事業内容は「電子書籍」「音楽・映像」「ゲーム」などの、スマートフォン・タブレット端末向け配信システム開発です。
人気テーマということで、初値が高くこの価格ではさすがに買えません。
しかしながら、IPOサイトの評価は高いので今回は評価Bとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後しばらくは上がったり下がったりでしたが、上場三年後の株価は初値の半値まで下落しており、思ったように上昇していないことが分かります。
2013/11/20上場 M&Aキャピタルパートナーズ(6080)評価 B
公募価格3,000円に対し初値10,000円で初値上昇率+233%
中村 悟(社長)58.71%(上場時)
↓
中村 悟(社長)44.3%(2022年7月)
■事業内容は「企業の合併・買収(M&A)にかかわるアドバイスや、それを助ける企業価値査定などのサービス」とあります。
上昇余地はあるものの、初値が高すぎて下落のリスクが高いです。
上場直後に買うのではなく、下がってきたところで買うという条件付きの評価はBとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場直後に下落してからの緩やかな上昇を経て、上場後6年で初値の5倍の株価、上場一か月後につけた安値からは10倍と、条件付きでのテンバガー達成となりました。
おそらく、アベノミクスによるIPO活況相場でなければ、初値は抑えられていたでしょうし、テンバガー達成時期はもう少し早くなっていたと思われます。
2013/9/25上場 エンビプロ・ホールディングス(5698)評価 D
公募価格700円に対し初値1,040円で初値上昇率+48.6%
佐野 富和(社長)63.30%(上場時)
↓
佐野 富和(社長)2.1%(2022年7月)
■事業内容は「金属スクラップおよび廃棄物資源のリサイクル」とあります。
地味系のジャンルですね。
注目度もないことから、評価は見送りのDとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後しばらく株価は低迷しております。
上場5年後に付けた最高値でも初値の3倍程度と、あまり上昇していないことが分かります。
脱炭素などのテーマに乗ると大化けの可能性はあるのでしょうが、堅実経営ということで、ワンマン社長でなければこうしたチャレンジは行わないのでしょう。
社長インタビューで佐野富和社長は以下のように述べています。
「父親(佐野文勝氏)に喜んでもらいたい。
その一心で継いだスクラップ業が、今では持続可能社会実現の一翼を担う企業に成長。」
とまぁなんとも親孝行な社長でしょう。
仏の様な顔からして、ワンマン社長にありがちなギラギラオーラは感じられません。
長期保有前提の銘柄ですね。
2013/9/20上場 オープンハウス(3288)評価 C
公募価格1,780円に対し初値2,100円で初値上昇率+18.0%
荒井 正昭(社長)61.52%(上場時)
↓
荒井 正昭(社長)31.6%(2022年7月)
■事業内容は「都内を中心にマンション戸建て分譲販売」とあります。
不動産ジャンルは大幅な利益増は見込めないことから、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後5年で付けた最高値は初値の6倍の株価、さらに2021年にはテンバガーを達成しております。
都内の分譲マンション市場は好調だったことからの好業績だったのでしょう。
しかしながら5年以上株を持ち続けることは資金効率の面からみても現実的ではありません。
業績に株価がついてくる典型としてとらえることはできますが、人気テーマに乗って一気にテンバガー達成という銘柄を狙いたいところです。
2013/4/25上場 オークファン(3674)評価 B
公募価格2,600円に対し初値10.480円で初値上昇率+303.1%
武永 修一(社長)62.92%(上場時)
↓
武永 修一(社長)40.4%(2022年7月)
■事業内容はネットオークション価格比較・相場検索サイト「オークファンドットコム」の運営です。
人気のネット系で事業も順調に拡大中、IPOサイトの評価もSなので、評価Aを付けたいところですが、いかんせん初値が高すぎます。
初値から更に上昇するとは思えないので評価はBとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場2ヵ月後に初値の3倍まで株価は上がりましたが、その後は右肩下がりと長期低迷しています。
やはり初値が高すぎます。
2013年はIPO活況につき軒並み初値が公募価格から大幅高を演じました。
この様な地合いでは手を出しにくく、テンバガーを狙った仕込みは見送るべきかもしれませんね。
2013/3/27上場 タマホーム(1419)評価 C
公募価格980円に対し初値1,700円で初値上昇率+73.5%
玉木 康裕(社長)52.61%%(上場時)
↓
玉木 康裕(社長)2.9%(2022年7月)
■事業内容は「注文住宅の建築請負及び戸建・マンションの分譲の販売」とあります。
テレビコマーシャルでもおなじみの新築ハウスメーカーですね。
ワンマン社長で有名な企業ですが、市場はすでに飽和状態との見方から、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
気になる株価ですが、典型的な上場ゴールと見れるチャートを形成しており、2018年でようやく初値水準まで回復してきました。
玉木康裕社長は2007年3月のインタビューで以下のようにコメントしています。
「アメリカの西海岸に視察に行った時にアメリカのスケールのデカさに驚いた。
ユニクロが全国展開して成功している。
とにかくいいのもを安く売れば売れるんだ。」
この様な確信のもと、タマホームを一流のハウスメーカーにまで成長させたわけです。
この類まれなる経営手腕を生かし、別のジャンルにも進出していれば今頃はタマ・ホールディングスとして社長の目標としていた売上高2兆円企業になっていたかもしれませんね。
ちなみに、新築ハウスメーカートップの積水ハウスは売上高2兆円企業です。
タマホームの2020年~2022年の売上高は2,000億円ちょっとと社長の目標の10分の1です。
もし、売上高2兆円企業になっていたら、株価は今の10倍くらいになっていると思われます。
タマホームは上場時にある程度の規模にまで成長していたので、テンバガーを狙うには時価総額が大きすぎました。
タマホームの株価推移を見てテンバガーをつかむ最短ルートは「ワンマン社長で低時価総額、かつテーマ株を安く仕込む」ことだと確信しました。
2013/3/12上場 ソフトマックス(3671)評価 C
公募価格1,300円に対し初値5,510円で初値上昇率+323.8%
野村 俊郎 69.38%(上場時)
↓
野村 俊郎 21.0%(2022年7月)
■事業内容は「総合医療システム(電子カルテ、それらに付随するシステム)の開発・販売」となっております。
低時価総額で最近注目を集めている医療関連とのことで、評価はAを付けたいところですが、いかんせん初値が高すぎます。
この価格帯では積極的には買えないので評価はCとさせていただきます。
気になる株価ですが、株式分割が行われていますが、上場後しばらくもみ合った後、軟調に推移しています。
予想した通り、初値が高すぎで大量のしこり玉が発生したものと思われます。