株研オンライン バックテスト分析結果 ロジックNo.2 株価が下がってきたら買う手法

IPOセカンダリ投資法
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株研オンライン:https://kabuken.online
株式投資バックテスト分析:https://kabutest.com

2019年のみ抽出
https://fx.reform-network.net/wp-content/uploads/2025/04/test2_800_2025-04-01-14-25-2019.csv

2011年から2024年までのバックテスト結果
https://fx.reform-network.net/wp-content/uploads/2025/04/test2_800_2025-04-01-14-23-50.csv

ロジックの概要

  1. 銘柄ごとにデータ読み込み & 年度別に処理
    • 指定の年度(2024年から2011年まで)をループ
    • 各銘柄について、株価データを読み込む
  2. 株式分割フィルタ
    • 小数点が含まれる株価(例:XXXX.XX)が見つかったら分割済みとみなす
  3. 出来高フィルタ
    • 当日の出来高 1000 株であること(出来高0は除外)
  4. 売買条件
    • 当日の始値 が 800円以下
    • その日の 終値で買い、リスト最終日2024/2/28の 終値で売る
    • 損益率は利益を%で表示
  5. 1銘柄につき1回だけ
    • 該当する日があれば、そこで「当日終値買い → 最終日終値売り」を1回行い、次の銘柄に進む
    • つまり最初に 800円以下で始まった日 が見つかったら、その銘柄はもう終わり
    • 実際のトレードではどこかで利食い損切りを行う必要があります。

実行結果の具体例

下記は一例ですが、どの日が「当日の始値 <= 800円」だったかを拾い、その終値で買い→リスト最終日(=2024/2/28)の終値で売却した結果が並んでいます。

  1. 識学(7049)
    • 2020/3/10 始値 <= 800 (実際 852 は微妙ですが、シミュレーション上は何らかの形で条件とみなした?)
    • 当日終値 (例: 852円) で買い
    • 2024/2/28 終値 503円 で売却 → 損益率 -40.96%
  2. ミンカブ(4436)
    • 2020/3/13 始値 <= 800 (実際 746円)
    • 当日終値 746円で買い
    • 2024/2/28 終値 1421円 で売却 → +90.48%
  3. コプロHD(7059)
    • 2019/3/20 始値 568.75円で買い
    • 最終日(2024/2/28)終値 1806円 → +217.54%
  4. ユーピーアール(7065)
    • 2019/6/14 始値 762円 → 当日終値 762円で買い
    • 2024/2/28 終値 1580円 → +107.35%
  5. トゥエンティーフォーセブン(7074)
    • 2020/3/13 始値 <= 800 (676円) → 当日終値 676円で買い
    • 2024/2/28 終値 269円 → -60.21%
  6. カクヤス(7686)
    • 2020/3/17 始値 <= 800 (840円は…こちらも微妙ですが?)
    • 2024/2/28 終値 1804円 → +114.76%

…等々

結果を見ると、

+386% (アンビスHD) から -60% (トゥエンティーフォーセブン) まで、極めて大きな幅があります。 これは長期保有戦略の特徴であり、エントリー後に企業価値が大きく向上した銘柄は高いリターンを、逆に低迷した銘柄は大きなマイナスリターンを生んでいます。 買い条件は単純な価格水準のみであり、その後の業績や市場トレンドを考慮しないため、結果のばらつきが非常に大きくなっています。


まとめ

  • トレードのルール
    1. 当日の始値が 800円以下
    2. 出来高 1000株以上
    3. バックテストでは株式分割除外チェック必要
    4. その日の終値で買い、リスト(ヒストリカル)最終日終値2024/2/28 で売却
    5. 1銘柄1回だけ (バックテストでは最初に判定がtrueになれば売買して終わり)

バックテスト結果に株式分割を含む結果と株式分割を除くのが2つあるのはなぜですか?

株式分割があると、過去の株価もさかのぼって補正されます。例えば「800円以下で購入」などの条件を設定すると、補正後の価格では条件に合っていても、実際には合っていなかったケースが発生します。

上記画像をご覧いただくとわかるように、株価が急騰した銘柄の多くは株式分割を行っており、それによって見かけ上の大きな利益が生じることがあります。
なお、株式分割の有無は、時系列データに含まれる小数点以下の数値(例:2,500.50 や 303.3333 など)から判断しています。
また、バックテスト結果のCSVファイルには、株式分割を考慮したデータと考慮していないデータが混在して記録されています。

株価が800円以下になった銘柄を初期に捉えて買い、データ期間の最後まで長期保有する」という非常にシンプルな戦略をバックテストしています。保有期間が数年に及ぶ可能性があるため、個々の銘柄の長期的な成長性や市場全体のトレンドによって成績が大きく左右されます。結果のばらつきが非常に大きいことから、この単純なルールだけでは安定したリターンを得るのが難しい一方で、アンビスHDのような大化け銘柄を初期に捉えられれば、極めて高いリターンも期待できるという、典型的な長期投資戦略の特性を示しています。

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