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株式投資バックテスト分析:https://kabutest.com
2019年のみ抽出(4436 ミンカブ・ジ・インフォノイド)
https://fx.reform-network.net/wp-content/uploads/2025/04/test6_vo_2025-04-01-11-40-2019.csv
2011年から2024年までのバックテスト結果
https://fx.reform-network.net/wp-content/uploads/2025/04/test6_vo_2025-04-01-11-37-19.csv
ロジックの流れ
- ボリンジャーバンド計算
- 移動平均の期間:25 日
- シグマ:±2σ(プログラム中では
-2
、+2
) - 当日を含む直近 25 日分の終値を使って平均(MA)を出し、その 25 日分の分散を平方根して標準偏差(σ)を求めます。
- 下限 (Lower band) = MA – 2σ
- 上限 (Upper band) = MA + 2σ
- 買いエントリー条件(逆張り)
- 当日の「終値」が「下限バンド(MA – 2σ)」以下になったら買い
- 出来高が 10 万株以上の日だけが対象
- 条件を満たした日の終値で買いエントリーします
- 売りエグジット条件
- 保有した翌日以降、終値が上限バンド(MA + 2σ)以上になったら売り
- 条件を満たした日の終値で売りエグジット(決済)します
- もし上限バンドに届かずに最終日まで行ったら、最終日の終値で決済
- 保有日数が最大 2000 営業日に達しても売りますが、実質「最終日まで保有してしまう」ケースの方が多いです。
- ボリンジャーバンドを再計算しながらエグジットを探す
- 保有開始から毎日バンドを再計算し、終値がバンド上限に到達したら利確(または損切り)
- ずっと上限まで届かなかった場合はデータ期間の最終日に手仕舞い
銘柄「4436 ミンカブ・ジ・インフォノイド」の売買結果
以下のバックテスト成績は、
- 買いエントリー日…ボリンジャーバンド(25 日・±2σ)で下限を終値が割り込んだタイミング
- 売却日…上限を超えた終値が出現したタイミング、または最終日
- 成績%…買値をエントリー時の終値、売値をエグジット時の終値とし、利益率を%で計算
買いエントリー日 | 買値 | 売却日 | 売値 | 損益% |
---|---|---|---|---|
2019/5/21 | 1041 | 2019/5/28 | 1206 | +15.85 |
2020/2/27 | 1184 | 2020/4/14 | 1057 | -10.73 |
2020/8/7 | 1699 | 2020/9/30 | 2120 | +24.78 |
2021/4/22 | 3940 | 2021/8/26 | 4050 | +2.79 |
2021/11/22 | 3315 | 2022/3/18 | 2269 | -31.55 |
2022/5/9 | 2395 | 2022/7/21 | 2845 | +18.79 |
2022/8/10 | 2224 | 2022/11/14 | 2224 | 0 |
2022/12/19 | 2073 | 2022/12/30 | 2642 | +27.45 |
2023/2/15 | 2039 | 2023/6/5 | 1925 | -5.59 |
2023/8/3 | 1630 | 2023/12/15 | 1396 | -14.36 |
2024/2/15 | 1264 | 2024/2/28 | 1421 | +12.42 |
この一覧から分かるように、
- エントリーポイントは「終値が -2σ 下限に到達(もしくは割れ)した日」。
- エグジットは「終値が +2σ 上限に到達した日」または「データの最終日に強制手仕舞いした日」。
- 大きく下落したタイミングを拾って買い、反発が起きてボリンジャーバンド上端(+2σ)に届けば早めに利確し、いまいち反発が弱い場合は長期保有になってしまう、という売買になっています。
その結果、買った後にすぐ反発して大きく利益が出るトレードがある一方、上限に届かずに失速・下落してしまうと、最終日まで損失を抱えたまま持ち続けるケースがあるのが特徴です。
まとめ
ボリンジャーバンド(25 日、±2σ) を使った逆張り戦略のため、
- -2σ を割ったタイミング ⇒ 割安とみなして「買い」
- その後、+2σ に達したら売り
- もし+2σに届かずに期間終了まで保有したら、最終日終値で決済
というシンプルな手法でトレードをしています。上記の表にある日付・価格は、このロジックに基づいた “-2σ買い ⇔ +2σ売り” の結果というわけです。