ロジックNo.11連続ストップ安した銘柄を翌日始値で買って終値で売る

IPOセカンダリ投資法
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連続ストップ安銘柄を狙う!短期リバウンド戦略「ロジックNo.11」解説

株式投資には様々な戦略が存在しますが、今回は急落した銘柄の短期的な反発(リバウンド)を狙う逆張り戦略の一つ、「ロジックNo.11」をご紹介します。このロジックは、連続してストップ安となった銘柄に注目し、翌日の取引で利益を狙うものです。

ロジックNo.11の基本的な考え方

このロジックの基本的な売買ルールは以下の通りです。

  1. 買い条件: ある銘柄が1回、2回、または3回連続でストップ安となる。
  2. 買いタイミング: 上記条件を満たした翌営業日の始値(寄り付き価格)で買い注文を入れます。
  3. 売りタイミング: 原則として、買った当日の終値(引け価格)で売り注文を入れ、決済します。

例外的な決済ルール

ただし、買い付けた当日に再びストップ安となり、価格が張り付いてしまい売却できないケースも考えられます。その場合は、翌営業日の終値で売却するという決済ルールを適用します。

「ストップ安」判定の特殊なルールについて

通常、ストップ安はその日の値幅制限の下限価格に達した状態を指します。しかし、株式分割などが行われた後の調整後株価を使用する場合、過去の正確なストップ安(値幅制限)の価格をシステムで完全に把握することは困難です。

そこで、ロジックNo.11では、より多くのチャンスを捉えるため、以下の条件も「ストップ安」として判定に含めています。

  • 前日の終値よりも株価が下落し、かつ当日の最安値と同じ価格で取引を終えた(引けた)場合

このルールにより、厳密にはストップ安で引けていなくても、それに近い状況(売り圧力が非常に強く、安値圏で引けた状態)を捉え、トレードの対象とすることができます。

バックテストについて

このロジックの有効性を検証するため、過去のデータを用いたバックテストが行われています。提供されたデータ(test11start2011end2025d100000renzoku2.csv)は、2011年から2025年(データ上の期間)までのシミュレーション結果を示しています。

具体的なトレード事例

実際のトレード例を見てみましょう。

勝ちトレード例:マイクロ波化学 (9227)

銘柄コード銘柄名購入日購入価格売却日売却価格損益率 (%)
9227マイクロ波化学2024/3/21938 円2024/3/211028 円+8.75 %
https://kabuken.online/?p=2022&kp=30&date=2024/3/21&dateExit=2024/3/21&rate=938&rateExit=1028

トレードの背景:

  • 2024年3月18日:この日の安値1238円で引けました。前日よりも下落して安値引けとなったため、上記の特殊ルールにより「ストップ安」として判定されました。
  • 2024年3月19日:寄らずのストップ安(938円)で引けました。
  • 結果として、「2日連続ストップ安」と判定され、ロジックの買い条件に合致しました。
  • 翌営業日の2024年3月21日:始値938円で買い付け、同日の終値1028円で売却し、+8.75%の利益となりました。

この例は、特殊なストップ安判定ルールが適用され、トレードにつながったケースを示しています。

負けトレード例:リベルタ (4935)

銘柄コード銘柄名購入日購入価格売却日売却価格損益率 (%)
4935リベルタ2025/1/142540 円2025/1/152063 円-23.12 %
https://kabuken.online/?p=2020&kp=70&date=2025/1/14&dateExit=2025/1/15&rate=2540&rateExit=2063

トレードの背景:

  • 2025年1月9日:寄らずのストップ安。
  • 2025年1月10日:再び寄らずのストップ安。「2日連続ストップ安」となり、買い条件に合致しました。
  • 取引が可能になった2025年1月14日:始値2540円で買い付けました。
  • しかし、この日もストップ安に張り付いてしまい、当日中に売却することができませんでした。
  • 例外的な決済ルールが適用され、翌営業日の2025年1月15日の終値2063円で売却。結果として-23.12%の損失となりました。

この例は、ストップ安が継続し、意図したタイミングで売却できずに損失が拡大するリスクを示しています。

まとめと注意点

連続ストップ安銘柄を狙うロジックNo.11は、急落後の短期的なリバウンドを捉える可能性のある戦略です。特殊なストップ安判定ルールにより、より多くのトレード機会を見つけられるかもしれません。

しかし、以下の点には十分注意が必要です。

  • 高いボラティリティ: ストップ安になるような銘柄は価格変動が非常に激しいです。
  • 売却タイミングのずれ: リベルタの例のように、ストップ安が続いて想定通りに売却できず、損失が拡大するリスクがあります。
  • 特殊ルールの影響: 「安値引け」をストップ安と判定するため、本来のストップ安とは異なる状況でエントリーすることもあります。

このロジックは、あくまで過去のデータに基づいた検証結果であり、将来の利益を保証するものではありません。急落銘柄への投資はハイリスク・ハイリターンとなる可能性があるため、この戦略を採用する際は、十分なリスク管理と自己責任のもとで行うようにしてください。

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