
更新日:2026年10月10日|公式情報再確認:2026年10月10日
- cTrader CloudでcBotは何個動かせる?Fundora・PipFarm・Fintokeiを実機比較
- 最初に知っておきたい用語
- cTrader CloudはDemo1個・Live最大10個が標準
- Fundora・PipFarm・FintokeiのcTrader口座を実機比較
- Fundora|複数cBotをCloudで分けて運用しやすい可能性
- PipFarm|cTrader Cloudで複数cBotを動かせる可能性
- Fintokei|Cloudは1個でも自動売買の方法は選べる
- Cloud枠が足りない場合はどうする?
- cTrader CloudとVPSはどちらが使いやすい?
- 複数cBotではCloudの数より口座全体のリスク管理が重要
- cTrader Cloudとプロップファームのよくある質問
- まとめ|Fundora・PipFarmはLive、FintokeiはDemoだった
cTrader CloudでcBotは何個動かせる?Fundora・PipFarm・Fintokeiを実機比較
「cTrader対応のプロップファームなら、どこでも同じようにcBotをCloudで動かせるのでは?」
複数のcBotを運用したい方なら、一度は気になるところだと思います。
私も最初はそう考えていました。
ところが実際にFundora(ファンドラ)、PipFarm(ピップファーム)、Fintokei(フィントケイ)のcTrader口座を確認してみると、同じcTraderでもCloudで動かせるcBotの数に違いが出る可能性があることが分かりました。
私が確認した環境では、FundoraとPipFarmの口座は「Live」、Fintokeiは「Demo」として表示されていたのです。
2026年10月10日に再確認したcTrader公式仕様では、Cloudで同時に動かせるcBotは、Demo口座が1個、Live口座が最大10個です。
さらにDemo口座では、Cloudで動かしているcBotが起動から7日後に自動停止します。停止後の再起動は可能です。
今回確認した3社の口座表示に、この標準仕様を当てはめると、FundoraとPipFarmは最大10個、Fintokeiは1個という構成になる可能性があります。
ただし、cTrader公式では、利用できるCloudの数がブローカーの設定によって変わる場合があると説明しています。
Liveと表示されていても、必ず10個起動できるとは限りません。
ここは特に誤解してほしくないポイントです。
Fundora、PipFarm、Fintokeiが提供するプロップファームの取引環境は、各社の規約に基づくデモ・シミュレーション環境です。
今回の記事でいうLive・Demoは、cTraderの画面に表示される口座の分類を指します。
そのためFundoraやPipFarmでLiveと表示されていても、利用者の自己資金が実市場で直接取引されているという意味ではありません。
私はMT4・MT5のEAやインジケーター、cTraderのcBot関連システムなどを開発し、これまで200個以上を開発・制作・検証してきました。
cTrader Cloudは、VPSを用意しなくてもcBotを動かせる便利な仕組みです。
ただし、プロップファームで自動売買を行う場合は、動かせるcBotの数だけで判断するのは危険です。
日々の損失制限、複数ポジションの管理、cBotが停止したときの対処方法なども、最初から考えておく必要があります。
最初に知っておきたい用語
この記事では、cTraderや自動売買に関する言葉がいくつか登場します。
初めての方は、まず次の用語だけ知っておけば大丈夫です。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| cTrader | FXなどを取引するためのソフト |
| cBot | cTraderで動く自動売買プログラム |
| EA | 主にMT4・MT5で動く自動売買プログラム |
| Cloud | 自分のPCを使わずにcBotを動かす仕組み |
| インスタンス | 起動しているcBotの実行単位 |
| VPS | インターネット上で使える仮想パソコン |
| Live・Demo | cTrader上で表示される口座の種類 |
特に覚えておきたいのがインスタンスという言葉です。
例えば、Gold用とUSDJPY用のcBotを別々に起動すると、通常は2つのインスタンスとして数えます。
つまり「Cloudで最大10インスタンス」とは、最大10個のcBot実行枠を使えるという意味です。
ただし、1つのcBotで複数の通貨ペアを監視することもできます。必ずしも1つのインスタンスで1通貨ペアしか扱えないわけではありません。
まずcTrader公式仕様を確認
cTrader CloudはDemo1個・Live最大10個が標準
Demoは7日で自動停止。Liveは停止するまで継続
cTrader Cloudは、自宅のパソコンではなく、cTrader側が用意するCloud環境でcBotを動かす機能です。
一度CloudでcBotを起動すれば、パソコンの電源を切ったり、cTraderの画面を閉じたりしても、自動売買を続けられます。
MT4・MT5のEAでは、24時間動かすためにVPSを利用するケースが多いですが、cTraderではCloudだけで運用できる場合があります。
LiveとDemoでは何が違う?
最も大きな違いは、同時に起動できるcBotの数と、連続して動かせる期間です。
| 項目 | Live | Demo |
|---|---|---|
| 同時起動数 | 最大10個 | 1個 |
| 連続稼働 | 停止まで継続 | 7日間 |
| 期限による停止 | なし | あり |
| 停止後の再起動 | 可能 | 可能 |
※cTrader公式の標準仕様です。実際の上限はブローカーや提供環境によって異なる場合があります。
Demo口座でCloudのcBotを起動すると、7日後に自動停止します。
ただし、7日で利用権がなくなるわけではありません。停止したcBotは再起動できます。
そのためDemo口座でCloudを使うなら、定期的に稼働状況を確認し、必要に応じて再起動する運用が必要です。
Cloudは絶対に止まらない仕組みではない
ここも大切です。
Cloudは自宅PCから独立して動作しますが、cBotのプログラムに問題が発生すると、途中で停止する可能性があります。
例えば、想定していないデータを読み込んだり、注文処理でエラーが発生したりするケースです。
ほかにも、メンテナンスや通信障害、プログラムの更新など、停止や再起動を考えておくべき場面があります。
私がcBotを開発するときは、止まらないことだけでなく、止まったあとに安全に再開できることも重視しています。
特にプロップファームでは、再起動したcBotが以前の損失額や保有ポジションを忘れてしまうと危険です。
Fundora・PipFarm・FintokeiのcTrader口座を実機比較
今回の検証では、3社のcTrader口座で異なる表示を確認しました。
FundoraとPipFarmはLive、FintokeiはDemoです。
この違いをcTrader Cloudの標準仕様と照らし合わせると、次のようになります。
| 会社 | 口座表示 | Cloud標準枠 |
|---|---|---|
| Fundora | Live | 最大10個 |
| PipFarm | Live | 最大10個 |
| Fintokei | Demo | 1個 |
※口座表示は筆者が確認した環境での結果です。Cloud標準枠は各社で利用可能な数を保証するものではありません。特にPipFarmでは10個すべての起動を確認したという意味ではありません。
裁量取引なら、cTraderで注文できれば十分という方もいると思います。
しかし自動売買の場合は、Cloudで何個起動できるかによって運用方法が変わります。
例えば3つの戦略を別々に動かしたい場合、Cloudを3個使える環境なら管理しやすくなります。
一方、Cloudが1個しか使えないなら、1つのcBotへ戦略をまとめるか、VPSなど別の実行環境を検討する必要があります。
ただし、Cloud枠が多いプロップファームほど優れている、という単純な話ではありません。
利用できる取引プラットフォーム、自動売買の規約、日次損失制限なども含めて選ぶことが重要です。
今回の実機ではLive表示
Fundora|複数cBotをCloudで分けて運用しやすい可能性
サービス上は仮想資金によるデモ取引環境
FundoraのcTrader口座を確認したところ、画面にはLiveと表示されました。
私が確認した環境では、複数のCloudインスタンスを起動できました。
この構成なら、通貨ペアや売買戦略ごとにcBotを分けやすくなります。
例えばGold用、USDJPY用、BTCUSD用の自動売買を別々に動かす方法です。
1つのcBotにすべての処理を詰め込まなくてもよいため、プログラムの修正や動作確認がしやすくなります。
もしGold用のcBotに不具合が見つかっても、そのcBotだけを停止して修正できます。
これは開発者として大きなメリットだと感じています。
Fundoraでは自動売買が可能。ただし原則として自作
2026年10月10日に確認したFundora公式FAQでは、EA・cBotなどによる自動売買が認められています。
ただし、原則として自分自身で作成したEAやツールが対象です。
場合によっては本人が作成したものか確認するため、プログラムのコード提出を求められる可能性もあります。
技術的に複数のcBotを起動できても、その売買方法がFundoraの取引ルールに違反していれば利用できません。
自動売買を開始する前に、利用するプログラムの内容と最新規約を必ず確認してください。
複数cBotを動かすなら損失管理をまとめる
例えば3本のcBotが、それぞれ「まだ損失に余裕がある」と判断して同時に注文したとします。
個々のcBotでは問題がなくても、3本のポジションを合計すると、口座全体では大きな損失を抱える可能性があります。
このため私は、売買するプログラムとは別に、口座全体の損失を監視するRisk Manager(リスク管理機能)を設ける設計を重視しています。
Fundoraで日次損失を管理する仕組みやCloud再起動後の復元方法は、関連記事で詳しく解説しています。
FundoraのcBot日次損失管理とRisk Manager設計を見る 【PR】Fundoraの最新プラン・cTrader環境を確認するChallenge口座でもLive表示を確認
PipFarm|cTrader Cloudで複数cBotを動かせる可能性
Challengeはシミュレーション取引環境
今回の比較で新しく追加したのがPipFarmです。
私が取得したPipFarm Challenge口座をcTraderに接続したところ、「PipFarm・Live」と表示されました。
PipFarmのChallengeはシミュレーション取引ですが、cTraderの口座表示はLiveになっています。
つまり、PipFarm側では仮想の取引環境でありながら、cTrader内部ではLiveとして扱われているということです。
PipFarmはCloudで最大10個使える?
cTraderの標準仕様では、Live口座なら最大10個のCloudインスタンスを起動できます。
そのため、今回確認したPipFarmの口座でも、複数cBotをCloudで動かせる可能性があります。
ただし、私が確認したのはcTrader上のLive表示です。
PipFarmで10個すべてのCloudインスタンスを起動できると確認したわけではありません。
cTrader公式では、Cloudの利用上限が提供環境によって異なる場合があると説明しています。
複数のcBotを動かしたい場合は、実際のPipFarm口座でCloudの利用可能数を確認してください。
PipFarmは自動売買可能。ただし自分の戦略が必要
PipFarm公式のAutomated Trading Guidelinesでは、ChallengeとSimulated Funded Accountで自動売買を利用できると説明されています。
cTraderのcBotだけでなく、外部システムから注文を送る方法なども案内されています。
ただし重要なのは、自分自身のトレード戦略に基づいたプログラムであることです。
マーケットプレイスなどで購入・ダウンロードした既製Botを、そのまま動かす方法は認められていません。
PipFarmで自動売買を使うなら、プログラムがどのような条件で注文し、どのように損切りするのかを自分で理解し、説明できる状態にしておく必要があります。
私がcBotを開発する場合も、注文の判断だけでなく、損失が増えたときにどのように停止するかまで考えます。
2026年10月時点のPipFarmはcTraderに対応
2026年10月10日に確認したPipFarm公式Help Centerでは、取引プラットフォームはcTraderのみと案内されています。
したがって、PipFarmで直接動かす自動売買を作成するなら、cTraderのcBotを中心に考えるのが基本です。
MT5のEAとcTraderのcBotは、売買の考え方が似ていても、プログラムの作り方や注文管理が異なります。
MT5 EAの戦略を利用したい場合は、cTrader向けにプログラムを作り直す方法があります。
PipFarmのLive表示については、以下の実機検証記事でも解説しています。
PipFarmのLive表示とCloud cBotの実機検証を見る 【PR】PipFarmの最新チャレンジ・取引条件を確認する今回の実機ではDemo表示
Fintokei|Cloudは1個でも自動売買の方法は選べる
MT4・MT5・cTraderなどの選択肢を確認
私が確認したFintokeiのcTrader口座は、Demoとして表示されました。
cTrader公式の標準仕様では、Demo口座で同時にCloud実行できるcBotは1個です。
そのため、複数のcBotを別々にCloudで起動したい場合には制限があります。
しかし、これはFintokeiではcBotを1個しか使えないという意味ではありません。
制限されているのは、あくまでCloudで同時に動かせる数です。
Fintokeiでは自動売買を利用できる?
Fintokei公式FAQでは、一定の条件の下でEAなどによる自動売買が認められています。
自分で作成したEAや、自分自身で内容を理解し、設定・管理している自動売買システムなどが対象です。
一方で、他人が作成した市販EAや無料EAを、設定も理解せずそのまま動かす方法には制限があります。
第三者が作成したプログラムであっても、自分の戦略に合わせて調整するなど、Fintokeiの条件を満たす必要があります。
重要なのは、自動売買を使っているかどうかだけではなく、誰の判断に基づく売買なのかという点です。
市販EAや無料EAを利用する場合は、公式FAQの条件を確認し、判断が難しければ事前にサポートへ問い合わせてください。
Cloudが1個でも複数戦略を動かす方法はある
Fintokeiで複数の売買戦略を使いたい場合は、1本のcBotへまとめる方法があります。
また、Cloudではなく自宅PCやVPSでcBotを実行すれば、Cloudの同時起動上限とは別の構成を選べます。
MT5に対応するプランであれば、MT5用のEAを利用する方法もあります。
私なら、Cloudの数だけを理由に判断せず、利用したい戦略と管理方法に合った構成を考えます。
Fintokeiの自動売買ルールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
FintokeiのEA・cBot利用ルールを詳しく見る 【PR】Fintokeiの最新プラン・対応プラットフォームを確認するCloud枠が足りない場合はどうする?
Cloudで動かせるcBotの数が足りない場合、無理に起動数を増やそうとする必要はありません。
自動売買システムの作り方を変えることで対応できる場合があります。
方法1|1本のcBotで複数通貨ペアを管理する
例えばUSDJPY、Gold、BTCUSDを別々のcBotで動かす代わりに、1本のcBotでまとめて監視する方法があります。
このように複数の銘柄を扱うプログラムを、マルチシンボルcBotと呼びます。
Cloudの実行枠を1個にまとめられるため、Demo口座のように枠が少ない環境では有効な選択肢です。
ただし、3本のプログラムを単純に合体させれば完成するわけではありません。
例えばGoldとUSDJPYで同時に買い注文が発生したとき、それぞれのcBotが勝手にロットを決めてしまうと、口座全体の損失リスクが大きくなることがあります。
そのため、売買の判断は戦略ごとに分けながら、注文する数量や最大損失はまとめて管理する設計が必要です。
cBotの数を減らすことより、複数戦略の注文を安全に管理できるかが重要です。
私は、各戦略が直接注文を出すのではなく、共通のリスク管理機能で確認してから発注する設計を重視しています。
方法2|CloudではなくVPSで動かす
もう1つの方法は、Windows VPSなどでcTraderを動かし、その中で複数のcBotを実行することです。
この方法なら、Cloudの標準インスタンス数とは別に、自分で自動売買の実行環境を管理できます。
ただし、VPSを契約すれば何本でも無制限に動くわけではありません。
パソコンの性能に相当するCPUやメモリの容量によって、安定して動かせる数は変わります。
cBotを増やすほど、動作状況の確認や更新作業も必要になります。
方法3|戦略を整理して必要なものだけを動かす
複数のcBotを動かす目的を見直すことも大切です。
例えば似たようなタイミングで注文する戦略を3本動かしていても、実際には同じ方向のポジションばかり増えてしまうことがあります。
自動売買の数が多いほど分散できるとは限りません。
私は、cBotを増やす前に、それぞれの戦略がどのような相場で利益や損失を出しやすいかを確認するようにしています。
cTrader CloudとVPSはどちらが使いやすい?
cTrader CloudとVPSは、どちらが必ず優れているというものではありません。
Cloudは手軽にcBotを実行しやすく、VPSは自分で動作環境を管理しやすいという違いがあります。
| 比較項目 | Cloud | VPS |
|---|---|---|
| 実行環境 | cTrader側 | 自分で管理 |
| PC常時起動 | 不要 | 不要 |
| 同時起動数 | 口座区分などで制限 | VPS性能などで制約 |
| 外部システム | 利用条件に制約 | 比較的自由 |
| ファイル保存 | 再起動時の消失に注意 | 永続保存しやすい |
| 運用管理 | 比較的簡単 | OS管理も必要 |
Cloudが向いているケース
シンプルなcBotを動かす場合や、自宅PCを常時起動したくない場合にはCloudが便利です。
VPSを準備したり、Windowsの更新を管理したりする必要がないため、運用の手間を減らせます。
ただし、外部プログラムとの連携や保存ファイルの扱いなど、Cloudでは制約が生じる場合があります。
VPSが向いているケース
複数のcBotを動かす場合や、独自の管理ツールと連携させたい場合は、VPSを検討する価値があります。
例えばcBotの稼働記録をファイルに保存したり、別の管理プログラムと組み合わせたりする構成です。
一方で、VPSには契約費用がかかり、WindowsやcTraderの更新、再起動後の動作確認も自分で行う必要があります。
cTrader Cloudでは、停止や再起動のあとも保存したファイルが残るとは限りません。
VPSならディスクに保存したデータを保持しやすいですが、今度は古い情報が残っている可能性に注意が必要です。
どちらも、停止後に正しく再開できるかを実際にテストしておくことが重要です。
EA・cBot開発者として最も重視したい部分
複数cBotではCloudの数より口座全体のリスク管理が重要
損失制限・再起動・複数ポジションをまとめて考える
ここからが、私が開発者として特に伝えたい部分です。
Cloudで10個のcBotを動かせたとしても、10個のプログラムが安全に運用できるとは限りません。
複数cBotを動かすときは、個別の利益や損失だけでなく、口座全体の状態を確認する必要があります。
日次損失と最大損失をまとめて監視する
プロップファームでは、1日で失ってよい金額や、口座全体で許される最大損失が定められている場合があります。
例えば、それぞれのcBotが小さな損失しか出していなくても、同時に5本が損失を出すと、口座全体では大きなマイナスになる可能性があります。
このため、私は個別cBotの損切りとは別に、口座全体の損失額を確認する仕組みを考えます。
この管理機能がRisk Managerです。
大切なのは、各社の公式上限ぎりぎりまで損失を許容するのではなく、余裕を持って停止できるようにすることです。
相場が急変すると、想定した価格で損切りできないことがあります。
そのため、プログラムで停止ラインを設定していても、損失を完全に防げるわけではありません。
cBotが再起動したときの対応も必要
例えば、前日から保有しているポジションがある状態でCloudが停止したとします。
その後cBotを再起動したときに、以前の損失額や保有ポジションを確認せず、新しい取引を始めてしまうと危険です。
私なら再起動時に、現在の残高、含み損益、保有ポジション、過去の取引履歴などを確認してから、新しい注文を許可する構成にします。
必要な情報を正しく確認できない場合は、無理に取引を続けず、新規注文を停止する方が安全です。
バックテストだけでは分からない問題もある
過去の値動きを使ったバックテストで良い結果が出ても、実際の運用が同じ結果になるとは限りません。
例えば、重要な経済指標の発表時には、価格が急激に動いたり、注文した価格と実際に約定した価格がずれたりすることがあります。
また、複数のcBotを同時に動かすと、個別に検証したときには見つからなかった問題が起こることもあります。
そのため私は、個別のバックテストだけでなく、複数cBotを一緒に動かした場合の損失や、停止・再起動時の動作も確認することが重要だと考えています。
プロップファーム向けの自動売買では、どれだけ利益を増やせるかと同じくらい、どのような条件で取引を止めるかが重要です。
複数cBotを動かすなら、売買の判断と損失管理を分け、口座全体を見ながら安全側で制御する仕組みを考えてください。
cTrader Cloudとプロップファームのよくある質問
cTrader CloudではcBotを何個まで動かせますか?
cTrader公式の標準仕様では、Demo口座は1個、Live口座は最大10個です。
ただし、ブローカーや提供環境によって上限が変わる場合があります。
PipFarmなら必ず10個のcBotをCloudで使えますか?
必ず10個使えるとは断定できません。
私が確認したPipFarm Challenge口座はLive表示でしたが、10個すべての同時起動を確認したという意味ではありません。
FundoraのLive表示はリアルマネー口座ですか?
いいえ。Fundoraが提供するサービスは、仮想資金を使ったデモ取引環境です。
今回のLiveはcTrader側の口座区分を意味します。
FintokeiではcBotを使えないのですか?
いいえ。Fintokeiでは条件付きで自動売買が認められています。
Demo Cloudの同時起動枠が標準1個ということと、自動売買そのものが禁止されていることは別の話です。
Demo口座のCloudは7日後にどうなりますか?
cTrader公式仕様では、起動から7日後に自動停止します。
停止したcBotは再起動できるため、7日後に永久に利用できなくなるわけではありません。
Demo口座ではcBotを1個しか使えませんか?
Cloudで同時に動かせる標準枠が1個という意味です。
WindowsやMacでcBotをローカル実行する場合は、Cloudの1個制限とは別に考えられます。
Cloudが使えるならVPSは不要ですか?
Cloudだけで必要な自動売買を動かせるなら、VPSは必須ではありません。
ただし、複数cBotや外部システムとの連携、ファイル保存などが必要な場合には、VPSの方が適していることがあります。
Cloudなら自動売買を完全放置できますか?
私は完全放置を前提にはしません。
Cloudはパソコンを閉じてもcBotを動かす仕組みですが、プロップファームのルール違反や異常な取引をすべて防いでくれるわけではありません。
定期的に稼働状況、保有ポジション、損失額、重要経済指標、最新ルールを確認する必要があります。
まとめ|Fundora・PipFarmはLive、FintokeiはDemoだった
今回の実機比較で分かったのは、同じcTraderを利用していても、Cloudでの自動売買環境は同じとは限らないということです。
2026年10月10日に再確認したcTrader公式仕様では、Demo口座はCloud1個、Live口座は最大10個が標準です。
Demo口座のCloudインスタンスは7日後に自動停止し、必要に応じて再起動する仕組みです。
私が確認した環境では、FundoraとPipFarmがLive、FintokeiがDemoとして表示されました。
そのため、複数のcBotを別々にCloudで動かしたい場合、FundoraやPipFarmのようにLive表示となる環境は選択肢になります。
一方でFintokeiは、1本のcBotに複数戦略をまとめたり、VPSやMT5 EAを利用したりする方法も考えられます。
私はEA・インジケーター・cBot関連システムを200個以上開発・制作・検証してきましたが、自動売買ではプログラムを動かすことより、安定して管理することの方が難しいと感じる場面があります。
特にプロップファームでは、Cloudの起動数だけでなく、日次損失、最大損失、複数ポジション、重要経済指標、再起動後の動作まで確認する必要があります。
まずは自分が利用する口座のCloud枠と自動売買規約を確認し、その条件に合わせてcBotの構成やロットを考えてみてください。
※本欄にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。
※各社のルール・料金・取引条件は変更される場合があります。利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
注意事項
本記事は2026年10月10日時点で確認できるcTrader、Fundora、Fintokei、PipFarmの公式情報と、筆者が確認した取引環境をもとに作成しています。
記事中のLive・Demoは筆者の確認したcTrader上の口座表示です。すべての利用者や将来発行される口座で同じ表示になることを保証するものではありません。
Cloudの利用可能数は提供環境によって異なる場合があります。実際の上限はご自身の取引口座でご確認ください。
自動売買でもプロップファームの損失制限、禁止取引、コピー取引、ニュース取引などのルールが免除されるわけではありません。
プロップファームへの参加には利用料金やチャレンジ不合格、口座停止などのリスクがあります。EA・cBotの利用、バックテスト結果、Cloud運用によって、利益やチャレンジ合格、報酬の受け取りが保証されるものではありません。
本記事は情報提供を目的とするものであり、投資助言・売買推奨ではありません。利用前には必ず最新の公式規約をご確認ください。

