
2026年10月10日更新・公式情報を再確認
- 海外プロップファーム4社の出金方法を比較|Fintokei・FTMO・Funded7・FundedNext
- まず知っておきたい|プロップファームの出金に関する基本用語
- Fintokei・FTMO・Funded7・FundedNextの出金方法を比較
- Fintokei|Walletoryなら$10,000相当以下を即時処理
- Funded7|Revolut・ETH/USDC・銀行送金の3種類
- FTMO CFD|Visa Direct・Mastercard Sendを利用できる
- FundedNext|RiseWorks・銀行・暗号資産・カードなど選択肢が多い
- EA・cBotで運用するなら出金後のリスク管理も重要
- プロップファームの出金でよくある疑問
- まとめ|出金方法だけでなく「日本へ届くまで」を確認する
海外プロップファーム4社の出金方法を比較|Fintokei・FTMO・Funded7・FundedNext
海外プロップファームで利益が出たとき、意外と迷いやすいのが「報酬をどの方法で受け取り、日本へ持ってくるか」です。
「日本の銀行口座で受け取れるの?」 「Revolutなら早く受け取れる?」 「暗号資産を使った方が便利?」 と気になっている方も多いと思います。
プロップファームの報酬受取には、銀行送金だけでなく、電子ウォレット、カード送金、暗号資産など、いくつもの方法があります。
そこでこの記事では、Fintokei・FTMO・Funded7・FundedNextの4社について、2026年10月10日時点で確認できる公式情報をもとに、日本居住者が知っておきたい出金方法と注意点を比較します。
FintokeiはWalletoryを使った素早い報酬受取が特徴です。$10,000相当以下なら、Walletoryへの送金が数秒で処理される仕組みがあります。
Funded7はRevolut Instant、ETH・USDCによる暗号資産送金、銀行送金の3種類を公式FAQで案内しています。
FTMO CFDは銀行送金のほか、Visa Direct/Mastercard Send、Skrill、暗号資産を利用できます。
FundedNextはRiseWorks、銀行送金、暗号資産、カード送金など、複数の受取方法を用意しています。
ただし、どの会社も「出金申請ができること」と「日本の口座へ問題なく着金すること」は別です。受取先の条件まで確認する必要があります。
監修・執筆:まさやん|MT4・MT5のEA・インジケーター、cTrader・cBot関連システムを開発。EA・インジケーター等の開発・制作・検証は200個以上。
まず知っておきたい|プロップファームの出金に関する基本用語
プロップファームの出金方法を調べると、普段あまり使わない言葉が出てきます。
まずは、この記事でよく登場する用語だけ簡単に整理しておきます。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| Payout Reward |
プロップファームから受け取る報酬のこと。一般的なFX口座から自己資金を引き出す「出金」とは仕組みが異なります。 |
| KYC | 本人確認のこと。身分証明書などを提出して本人であることを確認します。 |
| Walletory | お金を電子的に受け取ったり、送金したりするためのウォレットサービスです。 |
| Revolut | 海外送金や通貨交換などができる金融アプリです。利用には本人確認などの条件があります。 |
| RiseWorks | 海外企業などから報酬を受け取るためのサービスです。銀行口座などへの送金にも対応しています。 |
| Visa Direct Mastercard Send |
対応するカードや口座へお金を送るための仕組みです。すべてのカードが利用できるわけではありません。 |
| USDT・USDC | 米ドルとの価格連動を目指す暗号資産です。送金先やネットワークの指定に注意が必要です。 |
細かい仕組みをすべて覚える必要はありません。
銀行口座で直接受け取るのか、Revolutなどのサービスを経由するのか、それとも暗号資産で受け取るのか。
この違いを押さえておけば、各社の出金方法を理解しやすくなります。
Fintokei・FTMO・Funded7・FundedNextの出金方法を比較
まずは4社の違いを一覧で見てみましょう。
同じプロップファームでも、報酬を受け取る方法によって、手数料や着金までの時間が変わります。
| 会社 | 主な受取方法 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| Fintokei | Walletory 銀行送金 暗号資産 |
Walletoryの即時処理が特徴。別途登録が必要 |
| Funded7 | Revolut ETH / USDC 銀行送金 |
Revtagで申請可能。受取額に上限あり |
| FTMO CFD | 銀行送金 カード送金 Skrill 暗号資産 |
Visa Direct等に対応。カード会社側の確認が必要 |
| FundedNext | RiseWorks 銀行送金 暗号資産 Card Payout FNmarkets |
方法が豊富。金額によって利用条件が異なる |
どの方法が便利かは、受け取る金額や利用している金融サービスによって変わります。
例えば、日本の銀行口座へ直接送金してもらいたい方と、普段からRevolutを利用している方では、選びたい方法も違ってくるでしょう。
私がEA・cBotの運用環境を考えるときは、売買の開始から終了までだけでなく、報酬をどこへ移すのかも含めて考えるようにしています。
WalletoryやRevolutで受け取れたとしても、その後に日本円へ交換したり、銀行口座へ移したりする手続きが必要になる場合があります。
プロップファーム側の送金完了が、すべての手続きの完了とは限りません。
EA利用条件や日次損失、最大損失なども比較したい方は、日本人トレーダー向けプロップファームTOP5比較記事も参考にしてください。
Walletory Instant Payout
Fintokei|Walletoryなら$10,000相当以下を即時処理
銀行送金・暗号資産にも対応。日本円口座の通常最低申請額は20,000円
Fintokeiでは、MyFintokeiの「報酬獲得」ページから報酬を申請します。
申請前に本人確認を済ませ、利用しているプランの条件を満たしていることが必要です。
Fintokeiの報酬申請は基本的に2週間ごと
チャレンジプラン・入門プランでは、プロ口座で最初に取引してから2週間が経過し、最低3日間の取引を行うことが基本条件です。
2回目以降の申請も、前回の申請から2週間が基準になります。
一方、速攻プロプランでは条件が異なります。
初回申請には最初の取引から2週間が経過し、初期資金の3%以上の利益が必要です。
取引日数についても購入時期によって異なり、2026年7月15日以前に購入した口座は最低3日、それ以降に購入した口座は最低5日と案内されています。
Fintokeiの日本円口座では、通常の最低申請額は20,000円です。
ただし、速攻プロプランには利益率による条件があり、一部の大口座にも別の最低額が設定されています。
「Fintokeiなら誰でも20,000円から申請できる」と考えず、自分のプランと購入時期を確認してください。
Walletoryは$10,000相当以下なら数秒で反映される
Fintokeiの特徴的な受取方法がWalletoryです。
Walletoryは、オンライン上でお金を管理する電子ウォレットサービスです。
Fintokei公式FAQでは、Walletoryのウォレット間送金について、$10,000または同等額までの報酬を即時処理すると案内しています。
通常は数秒程度でWalletoryへ反映される仕組みですが、これはWalletoryへの送金が速いという意味です。
Walletoryから日本の銀行口座へ移す場合は、さらに別の手続きが必要になります。
$10,000相当を超えるWalletory送金、通常の銀行送金、暗号資産送金については、Fintokei側から原則1営業日以内に送付されると案内されています。
銀行送金の場合、Fintokei側の処理が終わってから実際に着金するまで、1〜3営業日程度が目安です。
Fintokeiで本人確認が終わっていても、Walletoryを自動的に利用できるわけではありません。
Walletoryには独自の登録・本人確認手続きがあります。
また、日本円への交換や銀行送金の可否、手数料などはWalletory側の条件も確認しておきましょう。
Fintokeiは日本居住者も暗号資産で報酬を受け取れる
Fintokei公式FAQでは、暗号資産による報酬申請を利用できる居住国の一覧に日本が含まれています。
ただし、暗号資産で受け取る場合には手数料が発生します。
| 暗号資産 | Fintokei側の手数料 |
|---|---|
| ETH / USDT | 報酬の2.5% + 10EUR |
| BTC / USDC | 報酬の2.5% + 20EUR |
| その他 | 報酬の2.5% |
暗号資産を利用するときは、受け取る通貨だけでなく、送金に使うネットワークも確認してください。
例えば同じUSDTでも、利用するネットワークが違えば送金できない場合があります。送金先を間違えると、資産を失うおそれもあります。
EA開発者目線|報酬受取後はロットを再確認する
Fintokeiでは即時報酬の仕組みにより、申請後も口座を継続利用できます。
ただし、報酬申請時には保有ポジションをすべて決済しておく必要があります。申請直後はいったん読み取り専用となり、通常は短時間で取引を再開できる状態へ戻る仕組みです。
EA利用者が注意したいのは、報酬申請前と同じ設定で、そのまま自動売買を再開しないことです。
報酬が口座から差し引かれると、EAがロット計算に使っている残高も変わることがあります。
私なら、報酬受取後にBalance(口座残高)、Equity(含み損益を反映した資産額)、日次損失までの余裕、最大損失までの余裕を再確認します。
複数のポジションを持つEAでは、口座全体の損失余力に合わせて、ロット数や最大同時保有数も調整した方が管理しやすいでしょう。
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Revolut Instantに対応
Funded7|Revolut・ETH/USDC・銀行送金の3種類
7日ごとに申請可能。最低受取額$100・月間最大$10,000
Funded7の現行公式FAQでは、報酬の受取方法としてRevolut Instant・ETH/USDC・銀行送金の3種類が案内されています。
以前の情報ではRiseを見かけることがありますが、現在のメインFAQには出金方法として掲載されていません。
そのため、この記事では現行FAQに合わせてRiseを主な出金方法から外しています。
Revolut InstantはRevtagを入力して申請する
Revolut Instantでは、Funded7のダッシュボードから出金を申請し、RevolutのRevtag(@ユーザー名)を入力します。
Funded7公式では、承認後、数分以内にRevolutアカウントへ送金されると案内されています。
銀行口座番号を入力する方法とは違い、Revolutのユーザー名を使って送金する仕組みです。
ただし、日本で利用する場合にはRevolut側の条件も確認する必要があります。
Revolut Japanでは、日本と海外のRevolutアカウント間で送金を受ける際に、マイナンバーの確認が必要とされています。
また、海外からの受取を含め、1回の取引で扱える金額には原則100万円相当の上限があります。
Funded7では、1顧客あたりの月間最大出金額が$10,000とされています。
一方、Revolut側には1回の送金上限や本人確認条件があります。
つまり、Funded7から申請できる金額でも、Revolut側の制限によって希望どおりに受け取れない可能性があります。
申請する前に、Revolutアプリで現在の受取条件を確認しておきましょう。
Funded7は出金申請時にポジションが自動決済される
Funded7では、出金申請を行うと保有中のポジションが自動的に決済されます。
その後、処理が完了するまでは口座が読み取り専用になります。
読み取り専用とは、口座情報を見ることはできても、新しい取引はできない状態です。
EAやcBotを動かしている場合、ここは非常に重要です。
私なら、出金申請の前にEA・cBotを停止し、自分でポジションや未約定注文の状態を確認します。
自動決済されるからといって、EAを動かしたまま申請するより、あらかじめ取引を終了しておいた方が管理しやすいと考えています。
Funded7は取引の回数や利益の偏りも確認する
Funded7では、7日経過しただけで必ず報酬を受け取れるわけではありません。
現行のRule 1では、取引回数や取引日数に加え、利益が一部の大きな取引だけに偏っていないかを確認する仕組みがあります。
| 確認項目 | 主な基準 |
|---|---|
| 決済取引数 | 10回以上 |
| 取引日数 | 3日以上 |
| 利益の品質 | QCスコア0.90以上 |
| 取引サイズ | 普段の取引規模から極端に増やさない |
例えば、普段は小さなロットで取引しているのに、突然大きなロットで取引すると、取引サイズに関する基準に影響する可能性があります。
また、利益の大半がたった1回の大きな勝ちトレードに集中している場合も注意が必要です。
これらの基準を満たさなかった場合、出金が保留になることがあります。
EA開発者としては、利益額だけを見るのではなく、普段のロット数、取引回数、利益の偏りも確認できる仕組みを用意しておきたいところです。
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カードネットワークへの即時送金に対応
FTMO CFD|Visa Direct・Mastercard Sendを利用できる
銀行送金・Skrill・暗号資産にも対応。報酬申請は最初の取引から14日目以降
FTMO CFDでは、対象口座で最初の取引を行ってから14日目、またはそれ以降に報酬を申請できます。
申請するときは、すべての保有ポジションと未約定注文を閉じておく必要があります。
申請後、FTMOが口座を確認し、通常1〜2営業日以内に結果を連絡します。
その後、必要な請求情報を提出し、請求書が承認されると、通常1〜2営業日で報酬が送付される仕組みです。
FTMOの出金方法は4系統
| 方法 | 金額の条件 | 特徴 |
|---|---|---|
| 銀行送金 | 最低利益$20 | 銀行口座へ送金 |
| Visa Direct / Mastercard Send | 最大$20,000 | 対応カードなどへ送金 |
| Skrill | 最大$3,000 | 電子ウォレットで受取 |
| 暗号資産 | 最低利益$50 | ウォレットへ送金 |
FTMOは、報酬受取に対して追加のコミッションを請求しないと案内しています。
ただし、受取銀行やカード会社、暗号資産の送金ネットワークで発生する費用まで、すべて無料という意味ではありません。
Visaカードなら何でも受け取れるわけではない
Visa DirectとMastercard Sendは、対応するカードなどへお金を送るための仕組みです。
カードを使って直接受け取れるため便利ですが、VisaやMastercardのマークがあるカードなら必ず利用できる、というわけではありません。
カード発行会社や受取側ネットワークが対応している必要があります。
FTMOがVisa Direct/Mastercard Sendに対応していても、日本で発行されたすべてのカードへの着金が保証されるわけではありません。
実際に利用できるかどうかは、FTMOの申請画面とカード発行会社側の条件を確認してください。
EAでは報酬申請前の停止手順を作っておく
FTMOの場合、報酬申請時にはポジションだけでなく未約定注文も閉じる必要があります。
そこで私なら、EAを停止する手順を次のように設計します。
新規取引を停止する → 未約定注文を確認する → 保有ポジションを決済する → すべての注文が終了したことを確認する → 報酬を申請する
複数のEAを動かしていると、1つを停止しても別のEAが新しい注文を出すことがあります。
そのため、口座全体の自動売買を一時停止できる仕組みを用意しておくと便利です。
これはFTMOだけでなく、他のプロップファームで報酬を申請するときにも役立つ考え方です。
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Card Payoutにも対応
FundedNext|RiseWorks・銀行・暗号資産・カードなど選択肢が多い
受取金額によって利用できる方法が異なる
FundedNextは、今回比較した4社の中でも、報酬の受取方法が多いプロップファームです。
2026年10月10日時点の公式Help Centerでは、USDT、USDC、Confirmo、RiseWorks、銀行送金、Card Payout、FNmarketsへの直接入金が案内されています。
Card Payoutは、アカウントに保存済みのカードがあるトレーダー向けの受取方法です。
FundedNextは受取金額によって方法が変わる
FundedNextでは、少額の報酬と比較的大きな報酬で、選べる受取方法が異なります。
| 方法 | 申請金額 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| USDT / USDC | $20〜$1,999 | 暗号資産で受取 |
| RiseWorks | $50〜 | 上限なし |
| 銀行送金 | $1,000〜$50,000 | 銀行口座へ送金 |
| Card Payout | $20〜$3,000 | 保存済みカードが必要 |
上記は、公式Help Centerに案内されている一般的な金額の目安です。
暗号資産については、居住国などによって上限が異なる例外があります。ConfirmoやFNmarketsも含め、実際の申請画面で利用可能な方法を確認してください。
USDT・USDCは送金ネットワークに注意する
FundedNextでは、USDTとUSDCによる暗号資産での報酬受取に対応しています。
USDTはTRC20・ERC20、USDCはERC20が案内されています。
ここで重要なのが、送金に使うネットワークです。
同じUSDTでも、ネットワークが違えば別の送金先になるため、受取ウォレットが対応していることを確認しなければなりません。
送金先アドレスの入力を間違えると、資産を取り戻せない可能性もあります。
暗号資産に慣れていない方は、銀行送金やRiseWorksなど、別の方法も含めて検討するとよいでしょう。
FundedNextの報酬処理は原則24時間以内
FundedNextでは、報酬の申請から原則24時間以内に送金処理を行うと案内しています。
ただし、これは24時間以内に日本の銀行口座へ着金するという意味ではありません。
FundedNext側の処理が終わったあとも、銀行やカード会社、暗号資産ネットワークなどの処理時間が加わる場合があります。
また、報酬受取時には、利用する方法によって最大3.5%の処理手数料が発生すると案内されています。
最終的な手数料は、申請時の画面で確認してください。
Card Payoutは保存済みカードがある場合に利用できる
FundedNextのCard Payoutは、アカウントに少なくとも1枚の保存済みカードがあるトレーダー向けです。
現在の公式条件では、$20から$3,000までの報酬を申請できます。
公式Help Centerにはカード送金を利用できない国・地域の一覧があり、2026年10月10日時点で日本は掲載されていません。
ただし、対象外リストに日本がないからといって、日本で発行されたカードすべてで受け取れるとは限りません。
Card Payoutと銀行送金は、利用する国・金融機関・アカウントの状態によって制限される場合があります。
出金方法を選ぶときは、FundedNextのダッシュボードに表示される選択肢を最優先してください。
RiseWorksは日本の銀行口座への受取ルートも検討できる
RiseWorksは、海外からの報酬を受け取るためのサービスです。
Riseの公式案内では、日本が現地銀行口座への送金対象国として掲載されています。
そのため、RiseWorks経由で日本の銀行口座へ報酬を移す方法も検討できます。
ただし、個別の銀行口座まで一律に対応しているとは限りません。
RiseWorks側の本人確認や口座登録条件、送金手数料なども確認しておく必要があります。
FNmarketsへの直接入金は銀行出金とは違う
FundedNextでは、FNmarketsへの直接入金も受取方法として案内されています。
これは報酬を自分の銀行口座へ移すのではなく、FNmarkets側の口座へ送る方法です。
そのため、日本円で受け取りたい場合は、FNmarkets側からさらに出金する必要があるか、利用条件も含めて確認してください。
EA開発者目線|報酬受取後は新しい口座状態を確認する
FundedNextでEAを利用する場合も、報酬受取後に口座の状態を確認することが重要です。
特に、口座残高を基準にロットを自動計算するEAでは、報酬受取前の数値をそのまま使い続けないようにしたいところです。
私なら、出金処理の完了後に口座残高、含み損益、損失制限までの余裕を確認し、必要に応じてEAの設定を変更してから再開します。
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EA・cBotで運用するなら出金後のリスク管理も重要
ここまでは各社の出金方法を比較しましたが、EAやcBotで自動売買をしている方には、もう一つ確認しておいてほしいことがあります。
それが「報酬を受け取ったあと、EAが正常に運用を続けられるか」です。
私はEA・インジケーターなどを200個以上開発・制作・検証してきましたが、プロップファーム向けの自動売買では、取引ロジックだけでなく口座全体の管理が重要だと考えています。
報酬受取とトレード損失を分けて管理する
報酬を受け取ると、口座残高が減る場合があります。
しかし、報酬として差し引かれた金額は、トレードで負けた損失ではありません。
EA側がこの違いを理解せず、単純に口座残高の減少だけを監視していると、出金による変化を損失と誤って判断する可能性があります。
そのため、EAを設計するときは、取引による損益と報酬受取による残高変化を分けて扱う仕組みがあると安心です。
ロット数は残高だけで決めない
例えば、口座残高の一定割合からロットを計算するEAでは、報酬を受け取ったあとに適切なロットへ更新されるか確認する必要があります。
また、プロップファームには日次損失制限や最大損失制限があります。
口座残高が変わったあとも、損失制限までの余裕が同じとは限りません。
現在の口座残高、含み損益を含む資産額、1日の損失余力、口座全体の最大損失余力、複数ポジションの合計リスクを確認します。
そのうえで、各社のルールに合わせてロットを調整する仕組みにしておくと、設定ミスを減らしやすくなります。
バックテストだけでは出金前後の動作を確認しきれない
過去の値動きを使ったバックテストでは、EAの売買成績を確認できます。
しかし、報酬申請による口座の読み取り専用化、注文の自動決済、実際の送金手続きまでは、通常のバックテストだけでは確認できません。
実運用前には、デモ環境などでEAの停止・再起動や残高変化に対する動作も確認しておくとよいでしょう。
特にVPSやcTrader Cloudで稼働させる場合は、再起動後に古い口座情報を使い続けていないか注意が必要です。
出金時の停止手順や損失ラインの再計算については、プロップファーム出金時のEA・cBotの停止と再起動を解説した記事でも詳しく整理しています。
プロップファームの出金でよくある疑問
日本の銀行口座へ直接出金できますか?
Fintokei、Funded7、FTMO、FundedNextには銀行送金の選択肢があります。
ただし、日本のすべての銀行が必ず対応するわけではありません。口座名義や本人確認、銀行側の受取条件などを事前に確認してください。
出金が早いプロップファームはどこですか?
FintokeiのWalletory送金やFunded7のRevolut Instantは、短時間で処理される仕組みが特徴です。
ただし、プロップファーム側の審査、本人確認、外部サービスの処理状況によって時間が変わります。
最終的に日本円で受け取るまでの時間は、利用する方法によって違います。
暗号資産と銀行送金はどちらが便利ですか?
日本円で受け取りたい場合は、銀行送金の方が手続きが分かりやすいケースがあります。
一方、暗号資産に慣れている方であれば、ウォレットを使った受取方法も選択肢になります。
ただし、暗号資産では送金ネットワークの間違いや価格変動、換金時の手数料などに注意が必要です。
報酬を受け取ったあともEAを動かせますか?
プロップファームごとに仕組みが異なります。
Fintokeiでは即時報酬の仕組みにより、比較的短時間で取引を再開できる一方、Funded7では出金処理中に口座が読み取り専用になります。
そのため、どの会社でも同じ停止・再開手順にするのではなく、利用している口座の条件に合わせることが重要です。
まとめ|出金方法だけでなく「日本へ届くまで」を確認する
Fintokei、FTMO、Funded7、FundedNextは、いずれも条件に応じて報酬を受け取る仕組みを用意しています。
ただし、実際の出金方法や申請条件はそれぞれ違います。
大切なのは、「プロップファームから報酬を出せるか」だけでなく、「自分が利用できる方法で最後まで受け取れるか」を確認することです。
日本の銀行口座へ受け取りたいのか、Revolutなどを利用したいのか、暗号資産で受け取りたいのかを先に決めておくと、プロップファームも選びやすくなります。
さらにEA・cBotを利用する場合は、出金後の口座残高や損失制限も確認し、必要に応じてロットや最大ポジション数を調整してから運用を再開してください。
各社の公式報酬条件や公開されている出金事例については、Fintokei・Fundora・Funded7・FTMOの出金状況を調査した記事も参考にしてください。
EAを作るときは、利益を出す方法だけでなく、損失を抑える仕組みや運用を停止する条件も考えます。
プロップファームでは、それに加えて報酬の申請条件や出金後の口座管理まで含めて設計することが重要です。
チャレンジに参加する前に、まずは各社の公式ルールと、自分が利用できる報酬受取方法を確認してみてください。
本記事は2026年10月10日時点で確認できる公式FAQ・Help Centerをもとに作成しています。
出金方法、最低額、上限、手数料、利用可能国、本人確認条件などは変更される可能性があります。
実際に申請するときは、各社公式サイトと自分のダッシュボードに表示される最新情報をご確認ください。
※本記事内の【PR】リンクにはアフィリエイトリンクが含まれます。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言・売買推奨ではありません。
プロップファームのチャレンジには参加費等が必要になる場合があり、評価条件を達成できない可能性があります。条件未達やルール違反などによって報酬を受け取れない場合もあります。
銀行送金や暗号資産の受取には、手数料、為替変動、送金ミス、受取先サービスの利用制限などのリスクがあります。
取引およびサービス利用に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。
監修・執筆:まさやん|MT4・MT5 EA/インジケーター、cTrader・cBot関連システム開発。200個以上のEA・インジケーター等を開発・制作・検証。

