2026年10月10日時点・公式ルール確認
- EA自動売買で選ぶプロップファーム|Fintokei・Fundora・Funded7・FTMOの試験方式を比較
- EAでは利益目標だけでなく、損失制限と合格条件も比較する
- Fintokei|通常ChallengeとSwiftTraderではEAの設定が変わる
- Fundora|含み益を使う合格判定とcBotの相性を確認する
- Funded7|PAYGは参加費を段階的に支払える仕組み
- FTMO|1-Stepと2-Stepは損失ラインの違いに注意する
- プロップファームごとにEAのリスク管理を切り替える
- バックテストでは利益だけでなく失格する可能性も調べる
- どのプロップファームを選べばいい?EAの特徴から判断する
- まとめ|EAに合った評価方式と損失ルールを選ぼう
EA自動売買で選ぶプロップファーム|Fintokei・Fundora・Funded7・FTMOの試験方式を比較
プロップファームを比較するとき、「利益目標は何%か」「何回の試験に合格すればいいのか」だけを見ていないでしょうか。
EA・cBotによる自動売買を考えているなら、それだけでは不十分です。 利益目標へ到達するまでに、どれくらいの損失が許されるのかも確認する必要があります。
例えば、Fintokeiの通常Challengeのように2回の評価を受ける方式と、FTMO 1-Stepのように1回の評価で進む方式では、同じEAを動かしても結果が変わる可能性があります。
EA自動売買では、会社名や利益目標だけで選ぶのではなく、EAの連敗傾向、損失の大きさ、利益目標までに必要な時間に合うプランを選ぶことが重要です。
特に1-Stepは評価回数が少ない一方で、1日の損失制限や合格条件が厳しく設定されている場合があります。
この記事でよく出てくる用語を、先に簡単に整理しておきます。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| EA・cBot | 設定したルールに従って自動売買するプログラム。 |
| 1-Step・2-Step | 合格までに必要な評価段階が1回か2回かという違い。 |
| 日次損失 | 1日の間に許される損失の上限。 |
| ドローダウン(DD) | 資金が減った幅。最大損失を考えるときに重要。 |
| Balance・Equity | Balanceは口座残高。Equityは含み損益も反映した現在の口座資産。 |
| Trailing | 利益の増加などに合わせて、損失の限界ラインも動く仕組み。 |
| PAYG | Funded7で採用されている、評価の進行に応じて料金を支払う方式。 |
専門用語をすべて覚える必要はありません。まずは「利益の判定方法」と「損失の限界ラインがどう決まるか」を理解できれば十分です。
私は2020年からMT4・MT5のEAやインジケーター、cTrader・cBot関連システムを開発し、これまで200個以上を開発・制作・検証してきました。
プロップファーム向けEAでは、利益を狙う仕組みだけでなく、失格につながる損失を出さないように取引を制御する仕組みまで含めて考えています。
本記事は2026年10月10日時点で確認できる公式情報をもとに整理しています。
利益目標、損失制限、料金、利用可能な取引ツール、自動売買の条件などは変更される可能性があります。
特にFunded7の1フェーズでは、公式ページ同士で損失条件の表示に違いがあります。購入前には、最新の購入画面と取引ルールを必ず確認してください。
EAでは利益目標だけでなく、損失制限と合格条件も比較する
プロップファームでEAを使う場合は、何%の利益を目指すかだけでなく、その利益をどのように判定するかまで確認する必要があります。
例えば利益目標が8%の場合、口座の利益が一瞬8%へ到達すれば合格になるとは限りません。
Fintokeiでは、すべてのポジションを決済し、取引手数料などを差し引いた最終的な利益で判定されます。
一方、Fundoraの公式FAQには、利益目標が「含み益」として案内されています。
さらにFTMO 1-Stepには、1日に利益が集中しすぎていないかを確認するBest Day Ruleがあります。
つまり、同じEAでもプロップファームごとに停止するタイミングや確認すべき数字が違うということです。
2-Step方式の比較
まず、2回の評価を受ける代表的なプランを比較します。
ここで紹介する4つのプランは、1日の最大損失5%、全体の最大損失10%という数字が共通しています。ただし、損失の計算方法は同じではありません。
| プラン | 利益目標 | 最低取引日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Fintokei Challenge | 8% → 6% | 各3日 | 全決済後に合格判定 |
| Fundora | 8% → 5% | 各3日 | 含み益を基準に案内 |
| Funded7 PAYG | 8% → 6% | 各3日 | 段階払い・最低10取引 |
| FTMO 2-Step | 10% → 5% | 各4日 | Swing口座を選択可能 |
1-Step方式の比較
1-Stepでは評価を1回で終えられます。ただし、損失制限が厳しくなるプランもあるため、合格までの短さだけで判断しない方がよいでしょう。
| プラン | 利益目標 | 日次損失 | 最大損失 |
|---|---|---|---|
| Fintokei SwiftTrader | 6% | 2% | 3% |
| Funded7 1-Phase | 10% | 公式表示に差異 | 公式表示に差異 |
| FTMO 1-Step | 10% | 3% | 10% |
最大損失のラインが固定される方式と、利益の増加に合わせてラインが上がる方式があります。
後者では、一度増えた利益が減ると、思った以上に失格ラインへ近づくことがあります。
EAへ設定するときは、損失率だけでなく、限界ラインの決まり方も必ず確認しましょう。
利益目標に到達したときにEAを停止する方法については、 プロップファームEAの利益目標到達時に全決済・ロックする設計 でも詳しく解説しています。
Fintokei|通常ChallengeとSwiftTraderではEAの設定が変わる
Fintokeiには、代表的な2-StepのChallengeと、1-StepのSwiftTraderがあります。
どちらも利益目標を達成して次の段階を目指す仕組みですが、EAにとって重要な損失の許容範囲が大きく違います。
損失の余裕を取りやすい
- 評価
- 2-Step
- 利益目標
- 8% → 6%
- 日次損失
- 5%
- 最大損失
- 10%
評価回数を減らせる
- 評価
- 1-Step
- 利益目標
- 6%
- 日次損失
- 2%
- 最大損失
- 3%
通常Challengeは決済後の利益で合格を判定する
通常Challengeでは、Step 1が8%、Step 2が6%の利益目標です。
各ステップで最低3取引日が必要ですが、評価期間そのものに期限はありません。ただし、一定期間取引しない場合のルールもあるため注意してください。
ここでEA開発者として重要だと感じるのが、含み益だけでは合格にならないという点です。
例えば、保有しているポジションの含み益が8%になったとしても、決済時には価格が少しずれることがあります。
手数料などを差し引いた結果、確定利益が8%を下回れば、利益目標に届かない可能性があります。
私は、利益目標に少し余裕を加えた水準を設定する方法がよいと考えています。
その水準へ到達したら新しい取引を止め、保有ポジションを決済します。
その後、確定した口座残高を確認し、利益目標を満たしていればEAの取引をロックする仕組みです。
SwiftTraderは利益目標6%でも損失制限が厳しい
2026年7月15日以降に購入したSwiftTraderは、利益目標6%の1-Step方式です。
評価期間は最大60日、最低3取引日で、1日の最大損失2%、全体の最大損失3%となっています。
さらに評価中には、1日あたりの利益上限3%も設けられています。
利益目標が通常Challengeより低いので、一見すると簡単そうに見えるかもしれません。
しかし、複数回の連敗が起こるEAでは、最大損失3%という条件が大きな負担になる可能性があります。
ロットを小さくすれば損失を抑えやすくなりますが、その分、60日以内に6%へ到達するのも難しくなります。
単に過去の最大損失が3%以内だったかを見るだけではありません。
ロットを落とした状態で、60日以内に利益目標へ到達できる見込みがどれくらいあるかも確認します。
期限と損失制限を同時に考えることが、SwiftTraderでは特に重要です。
Fundora|含み益を使う合格判定とcBotの相性を確認する
Fundoraは2フェーズ方式のプロップファームです。
利益目標はPhase 1が8%、Phase 2が5%。1日の最大損失5%、全体の最大損失10%となっています。
各フェーズで最低3取引日が必要で、公式FAQでは評価期間に時間制限は設けられていません。
Fundoraは含み益を使った利益目標を案内している
Fundora公式FAQでは、利益目標について「含み益」という表現が使われています。
そのため、Fintokeiと同じように確定した口座残高だけを見ていると、利益目標への到達状況を正しく把握できない可能性があります。
cBot側では、確定した利益と、現在保有しているポジションの含み益を分けて監視する設計が考えられます。
ただし、含み益が一瞬8%に触れれば必ず合格になると考えるのは危険です。実際の判定はFundora側で行われるため、公式の条件を確認する必要があります。
目標の直前でロットを大きくし、一気に利益を増やそうとすると、逆に損失制限へ近づく場合があります。
私なら利益目標へ近づいた段階で新規エントリーを抑え、合格条件を安定して満たせる状態を優先します。
Fundoraでは自動売買の利用条件にも注意する
FundoraはcTraderを中心に利用するプロップファームです。
自動売買を行う場合は、自作cBotや自分で管理するシステムについて、最新の利用条件を確認する必要があります。
また、短時間で取引を繰り返す方法にも制限があります。公式FAQには、エントリーから20秒以内の決済に関する禁止ルールが掲載されています。
短期売買を行うcBotなら、利益率だけでなく、ポジションを何秒間保有しているかもバックテストで確認しておきたいところです。
日次損失は日本時間0時でリセットしない
Fundoraの日次損失では、基準となる時刻にも注意が必要です。
従来の公式案内では、夏時間は日本時間午前6時、冬時間は午前7時を基準とする仕組みが示されています。実装前には現在の公式基準を再確認してください。
cBotで日本時間0時になったら損失計算をリセットするように作ってしまうと、Fundoraの判定とずれる可能性があります。
さらにcTrader Cloudを利用する場合は、停止や再起動後に必要な情報を正しく復元できるかも重要です。
この仕組みについては、 FundoraのcBotで日次損失5%を管理する方法 で詳しく解説しています。
【PR】Fundoraの最新プランを確認するFunded7|PAYGは参加費を段階的に支払える仕組み
Funded7には、通常の2フェーズのほか、PAYG、2フェーズNEO、1フェーズ、速攻プランなど、複数の評価方式があります。
EAで繰り返しチャレンジする場合、特に確認したいのがPAYGです。
PAYGは次の段階へ進むときに料金を支払う
PAYGは、最初にすべての参加費を支払うのではなく、評価の進行に合わせて料金を支払う仕組みです。
2026年10月時点の公式サイトでは、1,000万円口座について次の料金例が掲載されています。
すべての段階を通過した場合の掲載総額は59,000円です。
重要なのは、最終的な料金が必ず安くなるわけではないという点です。
例えばPhase 1で失格した場合、PAYGなら最初に支払った金額だけが対象になります。
一方、最初から一括で料金を支払うプランでは、途中で失格しても支払い済みの費用は戻らない場合があります。
PAYGは合格条件を簡単にする仕組みではありません。
チャレンジの途中で失格する可能性を考え、参加費を段階的に負担できる点が特徴です。
PAYGの評価条件は通常の2フェーズと共通する部分が多い
Funded7の公式比較ページでは、PAYGの利益目標はPhase 1が8%、Phase 2が6%となっています。
1日の最大損失5%、全体の最大損失10%に加え、最低3取引日、最低10取引という条件があります。
ここで注意したいのが、取引回数の少ないEAです。
例えば週に1回しか取引しないEAでは、利益目標に到達しても、必要な取引回数を満たしていない可能性があります。
EAの最終利益が十分でも、最低取引日数や取引回数が足りなければ、すぐに評価を終えられない場合があります。
私は利益率だけでなく、何日かけて何回取引したかも確認することが重要だと考えています。
また、PAYGは公式比較ページ上ではMT5対応として案内されています。
cTraderのcBotを利用したい場合は、同じFunded7でも別の対応プランを確認する必要があります。
Funded7の1フェーズは公式ページの表示が一致していない
Funded7の1フェーズについては、購入前に特に注意してください。
2026年10月10日時点でも、公式のチャレンジ比較ページと1フェーズ専用ページで、損失条件が異なって表示されています。
| 掲載場所 | 日次損失 | 最大損失 |
|---|---|---|
| チャレンジ比較 | 4% | 8% |
| 1フェーズ専用 | 5% | 10% |
どちらも利益目標は10%と案内されていますが、損失条件の違いはEAにとって非常に重要です。
実際の購入画面、ダッシュボード、最新FAQ、サポート回答などで適用条件を確認してください。
特に損失ラインが利益とともに上がる方式では、過去に増えた利益によって現在の損失余力が狭くなる場合があります。
条件が確定するまでは、一方の数値をEAへ固定して運用しない方が安全です。
市販EAや複数口座の同一取引にも注意する
Funded7では自動売買を利用できるプランがありますが、禁止取引に該当しないことが前提です。
特に市販EAを複数の利用者が同じ設定で動かす場合、売買タイミングや取引内容が一致する可能性があります。
これはGroup Tradingと呼ばれる、複数口座で同じ取引を行う行為に関するルールと関係します。
自作EAであっても、他の利用者と極端に似た取引になる場合は注意が必要です。
EAが使えるという説明だけで判断せず、利用する戦略そのものが認められるかを確認してください。
【PR】Funded7の最新プランを確認するFTMO|1-Stepと2-Stepは損失ラインの違いに注意する
FTMOにも1-Stepと2-Stepがあります。
1-Stepは評価が1回ですが、1日の最大損失が3%で、Best Day Ruleという追加条件があります。
2-Stepは2回の評価が必要になる一方、1日の最大損失は5%です。
評価1回
- 利益目標
- 10%
- 日次損失
- 3%
- 最大損失
- 10%
- Best Day
- 50%
損失の余裕を取りやすい
- 利益目標
- 10% → 5%
- 日次損失
- 5%
- 最大損失
- 10%
- 最低取引日
- 各4日
FTMO 1-Stepは利益が増えると損失ラインも上がる
FTMO 1-Stepの最大損失は10%ですが、損失ラインがずっと固定されるわけではありません。
1日の終了時点の口座残高をもとに損失ラインが更新される、EOD Trailingという方式です。
簡単にいうと、増えた利益に合わせて、失格になるラインも上がる仕組みです。
例えば利益が出て口座残高が増えると、翌日以降の最大損失ラインが上がる場合があります。
その後に損失を出しても、一度上がったラインは下がりません。
「初期残高から10%減ったら停止」という単純な仕組みでは、FTMO 1-Stepの損失制限を正しく管理できません。
毎日の基準残高と、現在適用されている最大損失ラインを記録しておく必要があります。
Best Day Ruleは1日の利益が集中しすぎないかを見る
FTMO 1-Stepでは、最も利益が大きかった1日の利益が、利益を出した日だけを合計した金額の50%以下である必要があります。
例えば、ある1日だけで大きな利益を出した場合、その時点で利益目標10%に到達しても、Best Day Ruleを満たしていない可能性があります。
ただし、50%を超えたからといって直ちに失格になるわけではありません。
その後も利益を積み上げ、最も利益を出した日の割合を50%以下へ下げれば条件を満たせます。
1日だけ大きく勝つEAでは、最終利益だけでなく、どの日にどれだけ利益が出たかも重要になります。
私なら、日別の確定損益を記録し、Best Day Ruleを満たしているかを自動で確認できるようにします。
ニュースや週末の持ち越しなら2-Step Swingも確認する
FTMOの評価期間中は、1-Step・2-Stepともニュース取引や週末持ち越しの制限が基本的に適用されません。
ただし、評価に合格してFTMO Accountへ進んだ後は、Standard口座にニュース取引や週末持ち越しの制限があります。
2-StepではSwing口座を選択でき、対象ニュース時の取引や週末持ち越しについて、Standard口座と異なる条件が用意されています。
一方、FTMO 1-StepではSwing口座を選択できません。
数日間ポジションを保有するEAや、重要経済指標の前後でも取引するEAでは、合格後の運用条件まで確認しておく必要があります。
【PR】FTMOの最新プランを確認するプロップファームごとにEAのリスク管理を切り替える
EAを200個以上開発・制作・検証してきた立場から見ると、プロップファーム向けEAで難しいのは、売買の判断だけではありません。
むしろ、各社の損失制限や合格条件を、どこまで自動で管理できるかが重要です。
私なら、売買する部分と、口座のリスクを監視する部分を分けて設計します。
そうすれば、プロップファームのルールが変わった場合でも、売買ロジック全体を作り直さずに済みます。
EAに入れておきたい管理機能
1つのEAを複数社で使うなら設定を分ける
例えば、同じMT5 EAをFintokeiとFTMOで利用するとします。
売買するタイミング自体は同じでも、利益目標や日次損失の条件は異なります。
そこで、EAの設定画面から利用するプロップファームを選択し、それぞれのルールへ切り替えられる設計が考えられます。
Fintokei用なら決済後の利益判定、FTMO 1-Step用なら変動する損失ラインとBest Day Rule、Fundora用なら含み益を含む判定への対応という具合です。
ただし、公式ルールが変更される可能性があるため、会社名を選ぶだけで安全になるわけではありません。
設定されている損失率や計算方法が、最新の公式条件に合っているかを確認する仕組みも必要です。
複数のEAを動かす場合は口座全体で管理する
もう一つ注意したいのが、複数EAの同時稼働です。
例えばEAを3個動かし、それぞれが口座資金の1%を失う可能性のある取引をしていた場合、同時に損切りされると合計3%の損失になる可能性があります。
1つずつ見れば小さなリスクでも、口座全体では大きな損失につながります。
特に同じ方向へ動きやすい通貨ペアを複数保有すると、損失が同じタイミングで発生することがあります。
複数EAを動かす場合は、それぞれの設定だけでなく、口座全体の損失を監視する仕組みを用意してください。
新規取引を停止するだけでは、すでに保有しているポジションの損失は止まりません。必要に応じて決済する条件も検討する必要があります。
バックテストでは利益だけでなく失格する可能性も調べる
プロップファーム向けEAを評価するとき、私が重要だと考えているのは、最終利益だけで判断しないことです。
例えば、バックテストで最終的に20%の利益が出ていたとしても、その途中で10%を超える損失が発生していたら、プロップファームでは失格している可能性があります。
また、全体では利益が出ていても、1日だけ大きく負けて日次損失制限へ触れることもあります。
同じEAでもロットを変えると結果が変わる
通常口座では問題なく見えるEAでも、プロップファームの狭い損失制限へ合わせるためにロットを下げると、利益目標へ到達するまでの時間が長くなることがあります。
特にFintokei SwiftTraderのように評価期限があるプランでは、損失を抑えるだけでなく、期限内に利益目標へ届く可能性も確認しなければなりません。
取引の順番を変えて連敗リスクを確認する
バックテストでは、たまたま良い順番で勝ち負けが並んでいた可能性もあります。
そこで、過去の取引結果の順番を入れ替えて、損失がどれくらい大きくなるかを調べる方法があります。
これはモンテカルロ分析と呼ばれる検証方法の一つです。
難しく聞こえるかもしれませんが、考え方はシンプルです。
同じ勝ち負けでも、連敗が先に集中したらどうなるかを確認するということです。
最終的な利益が同じでも、途中で日次損失の上限へ触れれば、そのチャレンジでは取引を続けられない可能性があります。
利益率だけを最大化する設定と、損失制限を守りながら利益目標を目指す設定は、必ずしも同じではありません。
私はプロップファーム用EAを考えるとき、利益だけでなく、損失が発生する順番や連敗の影響まで確認する設計を重視しています。
実運用ではバックテストどおりに決済できるとは限らない
バックテストで損失が小さく収まっていても、実際の取引環境では価格が急に動いたり、注文が想定した価格で成立しなかったりすることがあります。
特に経済指標の発表前後や週明けなどは、価格のずれやスプレッドの拡大に注意が必要です。
そのため、EAの損失停止ラインは公式の上限ぎりぎりではなく、ある程度余裕を持たせる方が扱いやすくなります。
また、VPSやcTrader Cloudを利用する場合は、停止・再起動後に損失の基準値を正しく読み込めるかも確認してください。
AIでEAやcBotのコードを生成する場合も同様です。コードが完成しただけでは、これらの動作まで保証されるわけではありません。
売買停止、再起動、口座変更、通信エラーなどを実際に試し、想定外の新規エントリーが発生しないか確認することが大切です。
どのプロップファームを選べばいい?EAの特徴から判断する
ここまで4社を比較してきましたが、すべてのEAに最適なプロップファームが一つに決まるわけではありません。
例えば、連敗が発生しやすいEAなら損失の余裕が広いプランを優先した方がよいかもしれません。
反対に、比較的短い期間で利益目標へ到達する傾向があり、損失も小さく収まるEAなら、1-Stepも検討対象になります。
| 重視すること | 比較したいプラン | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 損失の余裕 | Fintokei Challenge | 連敗・最大損失 |
| cBot運用 | Fundora | 含み益・日次基準 |
| 初期費用 | Funded7 PAYG | 段階払い・取引回数 |
| 評価回数 | FTMO 1-Step | 日次3%・Best Day |
| 長期保有 | FTMO 2-Step Swing | ニュース・週末条件 |
これはあくまで比較を始めるための目安です。
実際にはEAの売買回数や最大連敗、取引する銘柄、取引時間帯などによって適したプランが変わります。
参加費も重要ですが、最初に支払う料金だけでなく、途中で失格した場合の費用や、再挑戦するときの負担まで考えた方が判断しやすくなります。
まとめ|EAに合った評価方式と損失ルールを選ぼう
Fintokei、Fundora、Funded7、FTMOを比較すると、同じプロップファームでもプランによってEAに求められる設計が大きく変わることが分かります。
EAやcBotに売買を任せる場合、人間がすべての取引を手動で判断する必要はありません。
しかし、損失制限や禁止取引、システムの停止・再起動、ルール変更などは、人間が責任を持って確認する必要があります。
私ならまず、使いたいEAの最大損失、最大連敗、1日最大損失、利益目標への到達日数を調べます。
次に、その結果を各プロップファームの条件へ当てはめ、無理のないロットで動かせるかを比較します。
会社名や合格までの短さだけで決めるのではなく、自分のEAがルールを守りながら取引を続けられるかを基準に考えてみてください。
より広く比較したい方は、 日本人トレーダー向けプロップファームTOP5比較 も参考にしてください。
チャレンジ料金、利益分配、日次損失、最大損失、禁止取引、EA・cBot利用条件などは変更される場合があります。
参加前には必ず最新の公式ルールと購入画面を確認し、ご自身の取引方法に適したプランか判断してください。
※本記事にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。
※本記事はプロップファーム、EA・cBot、自動売買システムに関する情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。
※プロップファームの評価・チャレンジはシミュレーション環境で行われる場合があります。参加費が発生し、失格によって支払い済みの費用を失う可能性があります。
※バックテストや過去の取引結果は将来の利益やチャレンジ合格を保証するものではありません。

