
2026年10月10日更新・SOL購入の実例から解説
- 暗号資産の販売所と取引所の違い|SOLを5万円買って分かったスプレッドと手数料の注意点
- 最初に知っておきたい暗号資産の基本用語
- 販売所と取引所は何が違う?
- 「手数料無料」でも購入コストがゼロとは限らない
- Binance JapanでSOLを5万円分買ったときの実例
- Binance JapanではSOL/JPYの現物取引も利用できる
- bitFlyerではSOLを購入できるがSOL/JPYの板取引はない
- bitFlyerでSOLの買値と売値を確認した実例
- BTCやETHでも販売所と取引所を分けて考える
- プロップファームへの支払いでは送金費用も確認する
- EA開発者の視点|暗号資産のコスト確認とバックテストは似ている
- まとめ|暗号資産は「手数料無料」より先に購入方法を見る
- 公式情報・参考資料
暗号資産の販売所と取引所の違い|SOLを5万円買って分かったスプレッドと手数料の注意点
暗号資産を購入するときは、「手数料無料かどうか」だけでなく、「販売所と取引所のどちらで買うのか」を確認することが重要です。
私はFundedNextのチャレンジ料金を暗号資産で支払うため、Binance Japanで初めてSOL(ソラナ)を購入しました。
そのとき利用したのが、金額を入力するだけで簡単に購入できるBinance Japanの販売所です。
ところが、5万円分のSOLを購入したあとに取引所の価格を確認すると、販売所の提示価格との間にかなりの差がありました。
同じSOLでも、購入方法によって受け取れる数量が変わるんですね。
販売所は操作が簡単なので、初心者にとって便利な購入方法です。
ただし、取引所でも購入できる暗号資産なら、販売所の受取数量と、取引所で手数料を差し引いたあとの受取数量を比較してから購入することをおすすめします。
「手数料無料」と表示されていても、必ずしも最も安く購入できるわけではありません。
監修・執筆:まさやん|MT4・MT5のEA・インジケーター、cTrader・cBot関連システムなど200個以上を開発・制作・検証
最初に知っておきたい暗号資産の基本用語
暗号資産を初めて購入する方は、まず次の用語を知っておくと、この記事の内容が理解しやすくなります。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| 販売所 | 提示された価格で簡単に暗号資産を購入・売却する方法 |
| 取引所・板取引 | 買いたい人と売りたい人の注文を使って売買する方法 |
| スプレッド | 買値と売値の差。実質的な取引コストになる |
| 現物取引 | 暗号資産そのものを購入・保有する取引 |
| 指値注文 | 希望する購入価格・売却価格を指定する注文 |
| 成行注文 | 価格を指定せず、現在取引できる価格で売買する注文 |
| SOL・BTC・ETH | ソラナ・ビットコイン・イーサリアムの通貨記号 |
販売所は「操作が簡単」、取引所は「価格や手数料を確認しながら売買できる」という違いがあります。
どちらが安いかは、そのときの提示価格や注文状況によって変わります。
この基本を押さえたうえで、私が実際にSOLを購入したときの価格差を見ていきましょう。
販売所と取引所は何が違う?
暗号資産の販売所と取引所の大きな違いは、価格の決まり方と注文の方法です。
| 比較項目 | 販売所 | 取引所・現物 |
|---|---|---|
| 価格 | 提示レート | 注文板で決まる |
| 操作 | 簡単 | 注文方法を選ぶ |
| 主なコスト | 提示価格の差 | 手数料+板の価格差 |
| 向いている人 | 手軽に買いたい | 価格を比較したい |
販売所は提示された価格で暗号資産を購入する
販売所は、購入したい金額を入力すると、交換できる暗号資産の数量が表示される仕組みです。
例えばbitFlyerの販売所では、bitFlyerが提示する購入価格と売却価格を使って取引します。
Binance Japanの販売所も同様に、利用者が金額を入力し、表示された交換レートと受取数量を確認して購入できます。
Binance Japan公式FAQによると、販売所での交換には通常の取引手数料が別途かかるわけではありません。
購入前に表示される価格と受取数量で取引が成立し、追加手数料は発生しない仕組みです。
ただし、ここで注意したいのが「手数料が別途発生しないこと」と「取引所と同じ価格で購入できること」は別だという点です。
取引所では買いたい人と売りたい人の注文で価格が決まる
取引所では、暗号資産を買いたい人と売りたい人の注文が並んでいます。
この注文一覧が「板」と呼ばれるものです。
売りたい人:「SOLを18,330円なら売りたい」
買いたい人:「SOLを18,325円なら買いたい」
このように、それぞれの希望価格が並んでいます。
例えば「18,300円以下になったら買いたい」と価格を指定することもできます。
これが指値注文です。
一方、成行注文は現在取引できる価格で売買する方法です。
ただし、注文する数量が多い場合は、希望していた価格より不利な価格で成立することもあります。
取引所でも価格は常に動いています。注文が少ない時間帯や取引量の少ない暗号資産では、思ったより高い価格で買ってしまう場合があります。
購入前には手数料だけでなく、実際に成立しそうな価格まで確認することが大切です。
「手数料無料」でも購入コストがゼロとは限らない
暗号資産を初めて買うとき、特に分かりにくいのがここだと思います。
販売所では「売買手数料無料」と表示されていることがあります。
しかし、手数料という項目が0円でも、実際に購入できる暗号資産の数量が他の方法より少ない場合があります。
例えば販売所では5万円で2.66 SOL、取引所では手数料を引いても2.72 SOL受け取れるとします。
同じ5万円なのに、取得できる数量が違います。
この差も、購入方法を選ぶときには重要な判断材料です。
bitFlyerの公式手数料ページでは、販売所の売買手数料は無料ですが、買値と売値の差であるスプレッドを利用者が負担すると説明されています。
一方、Binance Japanの販売所では、交換前に提示された価格で最終的な受取数量が決まります。
そのため、Binance Japanで販売所と取引所を比べるなら、「手数料が0円か0.1%か」だけを見るのでは不十分です。
最終的に受け取れる暗号資産の数量を比較する方が分かりやすいと思います。
Binance JapanでSOLを5万円分買ったときの実例
今回の記事を書くきっかけになったのが、私自身のSOL購入です。
FundedNextのチャレンジ料金を暗号資産で支払うため、Binance Japanへ日本円を入金し、販売所からSOLを5万円分購入しました。
購入後にSOL/JPYの現物取引画面を確認すると、私が比較した時点では次の価格になっていました。
18,774.7円 − 18,325円 = 449.7円
取引所の価格18,325円を基準に単純計算すると、約2.45%の差になります。
この価格で5万円分のSOLを買った場合、受け取れる数量がどれくらい違うのか計算してみます。
販売所で5万円分購入した場合
販売所の提示価格18,774.7円を使うと、次の計算になります。
5万円で取得できる数量は約2.6632 SOLです。
取引所で5万円分購入した場合
一方、SOL/JPYの現物取引で18,325円で購入できたと仮定すると、
取引手数料を引く前の取得数量は約2.7285 SOLとなります。
ただし、現物取引では売買手数料も考える必要があります。
現物取引手数料0.1%を入れて比較する
ここでは比較を分かりやすくするため、Binance Japanの現物取引手数料を0.1%と仮定して計算します。
実際の手数料は、取引条件やアカウントの設定などによって異なる場合があります。
| 購入方法 | 取得数量 | 計算条件 |
|---|---|---|
| 販売所 | 約2.6632 SOL | 提示価格 |
| 現物取引 | 約2.7285 SOL | 手数料前 |
| 現物取引 | 約2.7258 SOL | 0.1%差引後 |
この条件で比較すると、販売所と現物取引で取得できる数量の差は約0.0626 SOLです。
1 SOLを18,325円として円換算すると、約1,150円相当の差になります。
5万円の購入で約1,150円相当ですから、決して小さい差ではありません。
販売所で購入した時刻と、そのあとに取引所の価格を確認した時刻には差があります。
SOLの価格は短時間でも変わるため、この計算は実際の損失額を示したものではありません。
あくまで、私が確認した価格を使って購入方法を比較した例です。
正確に比較するなら、購入を確定する直前に販売所の最終受取数量と、現物取引の価格・手数料を確認する必要があります。
Binance JapanではSOL/JPYの現物取引も利用できる
2026年10月3日時点で、Binance JapanにはSOL/JPYの現物取引画面があります。
つまりSOLについては、販売所だけでなく取引所でも購入方法を検討できます。
操作の簡単さを重視
- 注文板
- 使わない
- 購入価格
- 提示レート
- 追加手数料
- なし
価格を比較したい場合
- 注文板
- あり
- 注文方法
- 指値・成行
- 比較用手数料
- 0.1%
販売所の購入画面が最初に表示されたからといって、そのまま購入する必要はありません。
一度SOL/JPYの現物取引画面を開き、価格と手数料を確認してから購入方法を選ぶことができます。
販売所の最終提示数量と、現物取引で購入できる見込み数量を確認します。
価格差が小さければ操作の簡単な販売所を選ぶ判断もありますし、現物取引の方が有利なら取引所を使う方法もあります。
bitFlyerではSOLを購入できるがSOL/JPYの板取引はない
Binance JapanとbitFlyerでは、SOLの購入方法に違いがあります。
bitFlyerでは2026年6月からSOLを販売所で取り扱っています。
一方、2026年10月3日時点のbitFlyer公式取扱通貨ペアでは、Lightning現物にSOL/JPYは含まれていません。
Lightning現物では、BTC/JPYやETH/JPY、XRP/JPYなどが用意されています。
| SOLの購入 | 販売所 | SOL/JPY板 |
|---|---|---|
| Binance Japan | 対応 | 対応 |
| bitFlyer | 対応 | 非対応 |
暗号資産取引所を選ぶときは、取り扱っている通貨の種類だけでなく、その通貨をどの方法で購入できるかまで確認する必要があります。
特にプロップファームへの送金に使う場合、出庫手数料だけを比較するのは不十分です。
購入時の価格差が大きければ、出庫手数料が安くても、全体としては割高になる場合があります。
bitFlyerでSOLの買値と売値を確認した実例
私がbitFlyerのSOL販売所画面を確認したとき、購入画面には次の数量が表示されていました。
1 SOLあたりに換算すると約18,999円です。
同じ確認時の売却画面では、1 SOLあたり約17,714円という提示価格になっていました。
買値と売値の差は、約1,285円です。
仮に購入した直後から市場価格がまったく動かなかったとして、5.26343491 SOLを17,714円で売却すると、約93,200円になります。
10万円との差は約6,800円です。
これは私が確認したときの画面を使った計算例です。
実際のスプレッドは、暗号資産の価格や取引状況によって変動します。
重要なのは、販売所で表示されている「手数料無料」という文字だけで判断しないことです。
購入価格と売却価格の両方を見れば、どれくらいの価格差があるのか把握しやすくなります。
BTCやETHでも販売所と取引所を分けて考える
この話はSOLだけではありません。
BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)でも、販売所と取引所では購入価格や手数料が異なる場合があります。
bitFlyerの場合、BTC/JPYやETH/JPYはLightning現物でも売買できます。
2026年10月10日時点の公式手数料表では、Lightning現物の売買手数料は直近30日の取引量に応じて0.01~0.15%です。
例えば手数料率0.15%なら、10万円分の売買に対する手数料は単純計算で150円相当になります。
もちろん、実際には注文板の買値と売値にも差があります。
そのため、現物取引の手数料だけを見ればよいという話ではありません。
例えば10万円でBTCを購入するなら、販売所で受け取れるBTC数量と、Lightning現物で手数料を差し引いたあとに取得できるBTC数量を比べます。
この方法なら、初心者でもどちらが有利か判断しやすくなります。
私が今回のSOL購入で感じたのは、暗号資産の取引でも、購入前にほんの少し価格を比較するだけで判断材料が増えるということでした。
プロップファームへの支払いでは送金費用も確認する
私の場合、SOLを長期保有したり、国内取引所で積極的に売買したりすることが目的ではありませんでした。
SOLを購入したのは、FundedNextのチャレンジ料金を支払うためです。
銀行口座 → 国内暗号資産取引所 → 暗号資産 → 必要に応じて自己管理型ウォレット → プロップファーム
プロップファームの支払いに暗号資産を使う場合、購入時の価格だけではなく、送金にかかる費用も重要になります。
FundedNext公式ヘルプでは、2026年10月10日時点でSOL、BTC、ETH、LTC、DOGE、USDT、USDCなどの暗号資産決済が案内されています。
また、暗号資産による支払いには1%の処理手数料が設定されています。
そのため、プロップファームへの支払いでは次の費用を分けて確認します。
| 費用 | 確認すること |
|---|---|
| 購入時 | 提示価格・取引手数料 |
| 取引所から送金 | 出庫手数料 |
| 外部ウォレット | ネットワーク費用 |
| 決済サービス | 処理手数料 |
これらの費用を確認することで、支払うために必要な暗号資産の数量を判断しやすくなります。
特に海外プロップファームへの送金では、送付先アドレスや利用するネットワークを間違えないように注意してください。
暗号資産を使ったFundedNextへの支払い方法については、 bitFlyer・Binance Japan・Trust Walletを使ったプロップファーム入出金の記事 でも詳しく紹介しています。
FundedNextを利用する場合は取引ルールも確認する
FundedNextでは、チャレンジ料金の支払い方法だけでなく、EA・自動売買の利用条件も確認する必要があります。
特にEAをVPSで動かす場合や、重要な経済指標の前後に売買する場合は注意が必要です。
詳しくは、 FundedNextのEA・VPS利用条件とニュース取引ルールの記事 を参考にしてください。
FundedNextのチャレンジ料金、対応する決済手段、EA利用条件は変更される場合があります。申込前に最新情報を確認してください。
FundedNext公式サイトを見る【PR】※上記はアフィリエイトリンクです。利用条件や参加費は必ず公式サイトで確認してください。
EA開発者の視点|暗号資産のコスト確認とバックテストは似ている
私はMT4・MT5のEAやインジケーター、cTraderのcBot関連システムなどを200個以上開発・制作・検証してきました。
自動売買システムを開発していると、バックテストでは良い結果でも、実際の取引コストを入れると成績が変わることがあります。
例えば短期売買EAでは、売買回数が多いほどスプレッドや取引手数料の影響が大きくなります。
バックテストで利益が出ていても、実際に注文が成立する価格が想定より悪ければ、最終的な利益は小さくなります。
EA開発なら、バックテストの利益だけではなく、スプレッド、手数料、実際の約定価格を含めて検証します。
暗号資産の購入でも同じように、表示された手数料だけではなく、実際に取得できる数量を比較することが重要です。
私はシステムを考えるとき、途中の計算結果だけでなく、最終的に何が残るかを重視しています。
今回のSOL購入でも、その考え方がそのまま当てはまりました。
暗号資産を購入する場合も、販売所の価格、取引所の価格、手数料をそれぞれ確認すれば、無駄なコストを見つけやすくなります。
特にプロップファームへの送金に使うのであれば、購入して終わりではありません。
日本円を暗号資産に交換して、最終的に決済が完了するまでの費用を確認することが大切です。
まとめ|暗号資産は「手数料無料」より先に購入方法を見る
暗号資産を購入するときは、まず販売所なのか、取引所の現物取引なのかを確認してください。
販売所は操作が簡単で、提示されたレートと受取数量を確認して購入できます。
一方、取引所では注文板を使って価格を指定したり、現在取引できる価格で売買したりできます。
私がBinance JapanでSOLを5万円分購入したあとに確認した例では、販売所の提示価格が約18,774.7円、SOL/JPY現物が約18,325円でした。
この条件では約2.45%の価格差があり、現物取引の0.1%手数料を考慮しても、受取数量には約1,150円相当の違いが出る計算でした。
ただし、購入時刻と比較時刻は完全に同じではないため、この数字は実際の損失額を示すものではありません。
販売所の購入確認画面を開いたら、確定する前に一度だけ現物取引画面も確認してください。
同じ日本円で最終的に何SOL取得できるかを比較します。
さらに外部へ送る場合は、出庫手数料やネットワーク費用まで含めて判断することが重要です。
販売所が悪いわけでも、取引所が必ず安いわけでもありません。
大切なのは、自分が支払う金額に対して、最終的にどれだけの暗号資産を受け取れるかを確認することです。
これはEA開発で、バックテスト利益だけでなく実際の取引コストまで含めて評価するのと同じ考え方です。
暗号資産も、表面上の「無料」という言葉だけではなく、最終的な受取数量と総費用を見て判断しましょう。
公式情報・参考資料
本記事は2026年10月10日時点で確認できた公式情報と、筆者が過去に確認したSOL購入画面・価格をもとに作成しています。
暗号資産の価格、販売所の提示レート、スプレッド、取引手数料、取扱通貨、出庫手数料、送金ネットワーク、プロップファームの決済条件などは変更される場合があります。
購入・送金前には、必ず各社公式サイトと実際の取引画面で最新の条件をご確認ください。
暗号資産は価格変動によって損失が発生する可能性があり、元本は保証されません。本記事は情報提供を目的としており、投資助言や暗号資産の売買推奨ではありません。
本記事にはPR・アフィリエイトリンクが含まれています。最終的な取引・サービス利用はご自身の判断と責任で行ってください。

