2026年10月10日更新|EA開発者が公式ルールを確認
- Blueberry FundedとThe5ersでEAは使える?自作EA・事前承認ルールを開発者が比較
- 最初に知っておきたいEA・プロップファームの用語
- The5ersとBlueberry FundedのEAルールを先に比較
- The5ers|EAの利用条件はFAQだけでなく利用規約まで確認する
- 私がThe5ersへ自作EAについて問い合わせた結果
- Blueberry Funded|自作EA・自分の戦略・事前同意が基本
- 重要|Blueberry FundedのSynthetic口座は2026年10月8日からルールが変更
- Blueberry Fundedでは売買を補助するツールも区別されている
- 過去にはBlueberry Fundedの自動執行を巡る利用者報告もあった
- Blueberry FundedにはRisk Teamによる確認と異議申立て制度がある
- EAの「使用承認」と実際の取引の「規約適合」は別
- 複数EA・複数口座では承認の範囲が重要になる
- EA開発者目線|事前承認だけでなく損失管理もシステムへ組み込む
- 実際にEAを運用する前に確認しておきたいこと
- 私がBlueberry Fundedで特に確認しておきたいこと
- 他のプロップファームとEAの利用環境を比較したい場合
- まとめ|EAの利用許可と実際の取引ルールは分けて確認する
Blueberry FundedとThe5ersでEAは使える?自作EA・事前承認ルールを開発者が比較
「EA利用可能」と書いてあれば、自作EAをそのまま動かしても大丈夫なのでしょうか。
The5ersとBlueberry Fundedは、どちらも自動売買を全面的に禁止しているわけではありません。ただし、EAを利用するには条件があります。
特に確認したいのが、誰がEAを作ったのか、事前承認が必要なのか、どのような取引が禁止されているのかという部分です。
The5ersでは、自分が所有または開発したEAを使う場合でも、利用前に書面で通知し、書面による承認を得ることが利用規約で求められています。
Blueberry Fundedでは、自分で作ったEAで、自分自身の売買戦略を使うことが基本条件です。さらに、最初の注文を出す前にEAの内容を伝え、会社から同意を得る必要があります。
大切なのは、「EAを使ってよい」という承認と「そのEAが行うすべての取引が認められる」という保証は別だということです。
私はMT4・MT5のEAやインジケーター、cTrader関連システムなどを200個以上開発・制作・検証してきました。
EAを作る立場から見ると、単に利用可能かどうかよりも、承認がどのEAや口座に対して有効なのか、EAを更新したときはどうなるのかが気になります。
この記事では、私自身がThe5ersへ問い合わせた経験も交えながら、公式ルール、過去の利用者報告、EA開発者として注意したい点を分けて解説します。
監修・執筆:まさやん
最初に知っておきたいEA・プロップファームの用語
この記事には、EAやプロップファーム特有の言葉がいくつか登場します。まずは重要な用語だけ、簡単に整理しておきます。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| EA | 売買を自動で行うプログラム |
| 自作EA | 自分で開発したEA |
| 第三者EA | 他人が作った市販・配布EAなど |
| 事前承認 | 使用前に会社の許可を得ること |
| Consent | 会社から得る同意・許可 |
| Challenge | 合格を目指す評価試験 |
| Funded | 合格後、報酬獲得を目指す段階 |
| Risk Team | 取引内容や違反を確認する部門 |
また、記事中の「ソースコード」はEAの設計図にあたるプログラムの中身、「禁止戦略」は会社のルールで認められていない取引方法のことです。
専門用語をすべて覚える必要はありません。まずはEAの利用許可と実際の取引ルールは別々に確認するという点を押さえておけば、この記事を理解しやすくなります。
The5ersとBlueberry FundedのEAルールを先に比較
2026年10月10日時点で確認できる公式ルールを比較します。
両社とも自作EAによる自動売買を条件付きで認めています。ただし、許可を受ける方法や確認すべき内容には違いがあります。
| 確認項目 | The5ers | Blueberry Funded |
|---|---|---|
| EA利用 | 条件付きで可能 | 条件付きで可能 |
| 自作EA | 所有・開発条件あり | 本人開発が必須 |
| 第三者EA | 利用規約で禁止 | 市販・外注等は禁止 |
| 事前手続き | 書面通知・承認 | 内容開示・同意 |
| ソースコード | FAQで所有を要求 | 所有証明が必要 |
| 事前テスト | 求められる場合あり | 一律実施の記載なし |
| 承認の有効範囲 | 細部は要確認 | 細部は要確認 |
禁止される取引には、極端に短い時間で大量の注文を出す取引や、価格情報の遅れを利用する取引などがあります。両社の細かな禁止条件は同一ではないため、それぞれの公式ルールを確認してください。
EAが使えると書かれていても、そのEAが誰のものなのか、どのような注文を出すのかによって扱いが変わります。
特に市販EAを使いたい方は、自作EAと同じ条件だと思い込まないよう注意してください。
The5ers|EAの利用条件はFAQだけでなく利用規約まで確認する
The5ersでは条件を満たしたEAを利用できます。しかし、EAに関するFAQと利用規約の両方を確認することが重要です。
The5ersのFAQに書かれていること
The5ersのEAに関するFAQでは、自動売買を認める一方で、コピー取引や非常に短時間の売買、価格差を不正に利用する取引などを禁止しています。
また、利用者自身がEAのソースコードを所有していることも条件として示されています。
ただし、このFAQだけを見て「ソースコードを持っていれば自由に使える」と判断するのは早いです。
2026年9月23日更新の利用規約では事前承認が必要
The5ersの利用規約には、EAなどの自動売買ソフトを利用する前に、書面による通知と承認を得ることが明記されています。
自分が所有または開発した自動売買ソフトであること、利用前に書面で承認を得ること、必要に応じて会社による事前テストを受けることです。
さらに、第三者が所有または開発した自動売買ソフトの利用は禁止されています。
EAを販売サイトで購入した場合や、外部のプログラマーに制作を依頼した場合は、自分専用のEAであっても利用できると決めつけないでください。
The5ersでは、公式FAQより利用規約の方が詳しく条件を定めています。実際にEAを動かす前に、両方の内容を確認する必要があります。
なお、The5ersには複数の取引プログラムがあり、日次損失やニュース取引のルールが異なります。
プログラムの違いについては、 The5ersのPro GrowthとHyper Growthを比較した記事 も参考にしてください。
私がThe5ersへ自作EAについて問い合わせた結果
私は実際にThe5ersへ、自分で作ったEAを利用したいという趣旨で事前に問い合わせています。
利用規約だけを見ると、EAのソースコードを提出し、売買の仕組みを個別に審査してもらうような手続きも想像できます。
EAの利用申請を行い、ソースコードを提出し、会社の確認を受けてから利用するという流れが考えられます。
しかし、私が問い合わせた際は、そこまでの手続きには進みませんでした。
回答は、禁止されている取引を行わず、The5ersの利用規約を守ってEAを使用するよう案内されるという趣旨のものでした。
その際、EAごとのソースコード提出や専用の承認番号発行は求められませんでした。
私は受け取った回答を保存しています。
今後EAの利用について確認が必要になった場合に、いつ、どのような問い合わせを行い、どのような案内を受けたのか説明できるようにするためです。
ただし、私のケースだけを根拠に「The5ersでは事前承認が不要」と判断することはできません。
最新の利用規約では書面による承認が求められているため、実際に使うEAについて、サポートから受け取った回答が規約上の承認に当たるのかも確認した方が安全です。
The5ersとのメールを公開するときにも注意が必要
2026年9月23日更新のThe5ers利用規約には、サポートやリスク管理部門などとの私的なメール・チャットを、無断で公開することを禁止する条項があります。
そのためこの記事でも、私が受け取ったメール本文やスクリーンショットは公開していません。
自分の記録として保存することと、SNSやブログへ転載することは別です。この点にも注意してください。
チャレンジ購入前に、EAの所有条件、事前承認、禁止される取引、損失制限を確認しておきましょう。
The5ers公式サイトを確認する※本欄にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。最新条件は公式サイトでご確認ください。
Blueberry Funded|自作EA・自分の戦略・事前同意が基本
Blueberry Fundedでは、条件を満たした自作EAを利用できます。
公式FAQでは、EAの利用条件が具体的に説明されています。
ここで特に注意したいのは、単にEAを持っているだけでは条件を満たさないことです。
Blueberry Fundedでは、自分でコードを書き、自分の戦略とリスク管理の考え方を組み込んだEAであることが求められます。
市販EAや外注で作ったEAは使える?
現在の公式FAQでは、市販EA、レンタルEA、共有EA、無料配布された第三者EAなどは認められていません。
さらに、外部の開発者やフリーランスへ依頼して作ってもらったEAも対象外です。
つまり、「自分がお金を払って作ってもらったから、自作EAとして使える」というわけではありません。
既製EAのパラメーターを変更しただけでも、自作EAにはなりません。
私のようにEAを開発する立場であれば、誰がコードを書いたのか、どこまで自分で設計したのかを説明できる状態にしておくことが大切です。
最初の注文を出す前に同意を得る
Blueberry Fundedでは、EAを稼働させる前にサポートへ連絡し、EAの内容や動作を説明して同意を得る必要があります。
EAがどのような取引を行うのか、自分で開発したものであるか、ソースコードを所有しているかを伝え、会社からの確認を待つ流れです。
EAを稼働させた後に報告すればよいというルールではありません。
Blueberry Fundedの1-Stepについて、日次損失制限や合格後のリスクルールまで詳しく知りたい方は、 Blueberry Funded 1-StepでEAを使う際の注意点 も確認してみてください。
重要|Blueberry FundedのSynthetic口座は2026年10月8日からルールが変更
Blueberry FundedのSynthetic口座では、EAを利用できるかどうかについて重要な変更がありました。
以前のEA専用FAQではSynthetic口座でEAを禁止する説明がありましたが、現在は購入日によって条件が分かれています。
| Synthetic口座の購入日 | EAの扱い |
|---|---|
| 2026年10月7日以前 | 自動売買は禁止 |
| 2026年10月8日以降 | 条件付きで利用可能 |
10月8日以降に購入したSynthetic口座については、通常のBlueberry Funded口座と同じように、自作EA・自分の戦略・事前同意という条件で利用できます。
一方、それより前に購入したSynthetic口座には、購入時に適用されていた禁止ルールが引き続き適用されます。
Synthetic口座をすでに保有している場合は、購入日と適用されるルールを確認してください。
新しいFAQに「EA利用可能」と書かれていても、以前購入した口座でそのままEAを動かせるとは限りません。
この変更は、プロップファームのルールを確認するときに、記事の更新日だけでなく口座の購入日も重要になる例です。
なお、SyntheticにはEAの利用条件とは別に、グリッド型やマーチンゲール型などの禁止戦略もあります。利用前に該当プランの最新ルールを確認してください。
Blueberry Fundedでは売買を補助するツールも区別されている
Blueberry Fundedの公式FAQでは、EAによる完全自動売買と、裁量取引を補助するツールを分けて説明しています。
例えば、自分で売買を判断し、その注文のロット計算だけをツールに任せる場合があります。
このような補助ツールとして、注文数量を計算するツール、リスク計算ツール、部分決済を管理するツールなどが例示されています。
売買判断から注文まで自動化
- 売買判断
- プログラム
- 注文
- 自動実行
- 利用条件
- 自作・事前同意
自分の取引操作を支援
- 売買判断
- トレーダー
- 注文管理
- 補助機能
- 利用条件
- 用途・権限を確認
ただし、補助ツールなら何でも無条件で使えるということではありません。
購入証明など、ツールの所有や利用権限を確認できる資料が求められる場合があります。
EAやツールの名前だけでは、実際の動作は分かりません。
売買の判断まで自動化するのか、それとも自分で判断した注文を補助するだけなのか。この違いを明確にしておくことが大切です。
過去にはBlueberry Fundedの自動執行を巡る利用者報告もあった
Blueberry Fundedについて調べると、2026年6月から7月頃に、EAによる注文の自動実行を巡るトラブル報告が公開されています。
Forex Peace Armyでは、EAによる自動執行が問題になり、口座を終了されたと主張する利用者の投稿が確認できます。
また、Trustpilotに掲載された過去の公式返信でも、Blueberry Funded側が取引システムによる自動執行の検知について説明しています。
ただし、これらは過去の個別事例です。すべての取引履歴やサポートとのやり取りを第三者が確認できるわけではありません。
| 情報 | どう判断するか |
|---|---|
| 利用者の投稿 | 個別の主張として扱う |
| 会社の公開返信 | 当時の説明として確認 |
| 現在の公式FAQ | 最新の利用条件を確認 |
したがって、過去の報告だけを理由に「Blueberry FundedでEAを使うと必ず口座停止になる」と断定することは適切ではありません。
現在は、自作EAを利用できる条件や事前同意の必要性が公式FAQで詳しく案内されています。
一方で、システムが自動売買を検知し、取引内容の確認につながる可能性があることは意識しておきたいところです。
EAによる注文と判定されたからといって、必ず規約違反になるわけではありません。
許可されたEAであることや、実際の取引がルールに沿っていることを説明できる状態が重要です。
Blueberry FundedにはRisk Teamによる確認と異議申立て制度がある
Blueberry Fundedでは、口座のルール違反について再確認を求める手続きが公開されています。
ルール違反には、取引システムが自動で判定するものと、リスク管理部門が取引内容を確認するものがあります。
| 確認項目 | 公式案内 |
|---|---|
| 異議申立て期限 | 通知から7日以内 |
| 初回回答 | 受付から72時間以内 |
| 最終回答 | 受付から5営業日以内 |
| 損失上限違反 | システムが自動判定 |
| 取引ルール違反 | Risk Teamが確認 |
例えば、日次損失や最大損失の上限を超えた場合は、システムが自動的に口座違反を判定します。
一方、禁止されている取引方法に該当するかどうかは、Risk Teamが取引内容を確認します。
異議申立てが認められれば必ず口座が復旧するという意味ではありませんが、判断を再確認してもらう正式な手続きが用意されています。
私なら、EAの名前、バージョン、ソースコード、稼働口座、使用した設定値、事前承認の日時、実際の注文履歴をまとめて保存します。
問題が起きてから「どのEAを使っていたのか分からない」という状態は避けたいですね。
EAの「使用承認」と実際の取引の「規約適合」は別
今回の比較で最も重要なのは、EAの利用を許可されても、将来のすべての取引まで保証されるわけではないという点です。
The5ersでもBlueberry Fundedでも、自作EAを使うこと自体が認められていても、禁止された取引を行えば問題になる可能性があります。
プログラムを使ってよいか
- 確認対象
- EAの所有・開発
- 確認時期
- 利用前
- 意味
- 利用の許可
実際の注文に問題がないか
- 確認対象
- 注文・決済内容
- 確認時期
- 取引中・取引後
- 意味
- 取引の適合性
例えば、事前承認を受けたEAが、通常は数分から数時間の売買を行っていたとします。
しかし、設定変更や不具合によって、短時間に大量の注文や注文変更を繰り返すようになれば、禁止されている取引方法に該当する可能性があります。
つまり、承認を受けた時点のEAだけでなく、実際にどう動いたかも重要です。
禁止される取引を簡単に整理
| 取引方法 | 何に注意するか |
|---|---|
| HFT | 極端に高頻度な注文 |
| Tick Scalping | ごく短い値動きでの売買 |
| Latency Arbitrage | 価格情報の遅れの利用 |
| Copy Trading | 他人の取引の複製 |
| 過剰な注文処理 | 大量の注文・変更要求 |
これらは代表的な確認項目です。各社の定義や適用条件は異なるため、表だけで違反かどうかを判断しないでください。
EA開発では、通常の売買条件だけでなく、注文回数や注文変更の頻度も制御できるようにしておくことが重要です。
複数EA・複数口座では承認の範囲が重要になる
私がEA開発者として特に気になるのが、複数のEAを使う場合の承認方法です。
例えば、USDJPY用、GOLD用、株価指数用など、異なる売買方法を持つEAを複数使うケースを考えてみます。
1つのEAについて承認を得たとしても、別のEAを追加したときに同じ承認が有効とは限りません。
これは100回の承認が必要という意味ではありません。
承認がEA単位なのか、口座単位なのか、利用者単位なのかによって、必要な手続きが大きく変わるということです。
2026年10月10日時点で確認した公開ルールでは、両社とも、こうした承認の有効範囲をすべてのケースについて細かく説明しているわけではありません。
EAを更新した場合は再承認が必要?
EAは一度作れば終わりではありません。不具合の修正やリスク管理機能の追加、売買条件の変更などを行うことがあります。
例えば、EAのバージョンを1.00から1.10へ変更したとします。
この場合、同じEAとして扱われるのか、再度確認が必要なのかは、変更内容と会社側の判断によって変わる可能性があります。
The5ersもBlueberry Fundedも、すべてのバージョン更新について再承認の要否を定めた詳しい公開手順までは確認できません。
売買方法を大きく変更した場合や、注文の出し方が変わった場合は、以前の承認がそのまま有効か確認する方が安全です。
ChallengeからFundedへ移った場合も確認したい
プロップファームでは、評価試験を通過すると取引口座が変更されることがあります。
このとき、以前のEA承認が新しい口座にも適用されるのかは重要な問題です。
| 変更内容 | 確認したいこと |
|---|---|
| EAを追加 | 追加申請の必要性 |
| EAを更新 | 承認の継続条件 |
| 口座を再購入 | 新口座への適用 |
| Fundedへ移行 | 再確認の必要性 |
| 複数口座で利用 | 承認の対象範囲 |
私なら、新しい口座番号が発行された場合は、以前の承認に関する記録を確認し、必要に応じてサポートへ問い合わせます。
EAを使えるかどうかだけでなく、長く管理しやすい仕組みになっているかも、プロップファーム選びの大切な判断材料です。
EA開発者目線|事前承認だけでなく損失管理もシステムへ組み込む
EAの承認を得ても、それだけで安全に運用できるわけではありません。
プロップファームでは、日次損失や最大損失の制限に触れないことが重要になります。
私はEAを設計するとき、利益を出すための売買条件だけでなく、どのような状況になったら新しい注文を止めるのかも考えるようにしています。
日次損失は含み損も含めて考える
EAが複数のポジションを持つ場合、確定した損失だけを見ていると危険です。
例えば、すでに損切りした取引があり、さらに現在のポジションにも含み損があるとします。
この場合、確定損失だけでは実際にどれくらいの損失余力が残っているか分かりません。
私は、口座残高だけでなく、含み損益を反映した現在の口座価値も監視する設計が必要だと考えています。
ただし、損失制限の計算方法や基準時刻は会社やプランによって異なります。実際のルールに合わせて計算方法を変更できる設計が理想です。
複数ポジションのリスクは合計で管理する
EAを1本だけ使う場合は、最大ポジション数やロットの管理も比較的単純です。
しかし、複数EAを同じ口座で稼働させると、別々のEAが同時に注文を出すことがあります。
それぞれのEAが損失を小さく抑えていても、複数のポジションを合計すると、想定以上のリスクになる場合があります。
3本のEAがそれぞれ口座資金の1%をリスクにさらす設定だった場合、同時に損切りへ到達すると、単純計算で約3%の損失につながる可能性があります。
実際にはスプレッドの拡大や価格の飛びによって、設定した損失額どおりに決済できるとは限りません。
そのため、EA単体のロット計算に加えて、口座全体で新しい注文を許可するかどうか判断する仕組みも有効です。
経済指標の前後はEAを止める選択肢もある
重要な経済指標の発表時は、通常より大きな値動きが起きることがあります。
米国雇用統計やCPI、FOMCなどの前後では、急激な値動きやスプレッド拡大に注意が必要です。
EAが普段は正常に動いていても、こうした状況ではバックテストとは違う結果になる可能性があります。
私はEAの種類によって、取引する時間帯を限定したり、重要指標の前後に新しい注文を停止したりする設計を重視しています。
ただし、ニュース取引の制限はプロップファームごとに違います。新規注文が禁止される時間帯や、既存ポジションの扱いを事前に確認してください。
バックテストだけでは確認できないこともある
バックテストはEAを検証するうえで欠かせません。しかし、過去の相場で良い成績だったからといって、実際の運用でも同じ結果になるわけではありません。
注文の遅れ、スプレッドの変化、サーバーとの接続状況など、実際の運用で初めて分かる問題もあります。
特に短時間で売買を繰り返すEAでは、小さな注文条件の違いが結果に影響しやすくなります。
私ならバックテストに加えて、デモ環境などで実際に時間を進めながら動作を確認するフォワードテストも行います。
利益だけでなく、最大連敗、最大ドローダウン、異常な注文回数、通信が切れた場合の動作なども確認しておきたいところです。
実際にEAを運用する前に確認しておきたいこと
The5ersやBlueberry FundedでEAを動かす場合、私はまず会社のルールとEAの仕様を照らし合わせることが大切だと考えています。
確認する順番としては、まずEAが許可される条件を調べ、次にサポートへの事前申請を行い、その後に損失管理や動作確認を進めると分かりやすいです。
| 確認すること | 実際の対応 |
|---|---|
| EAの所有者 | 開発者・利用権限を確認 |
| 事前承認 | サポートへ問い合わせ |
| 禁止取引 | 売買方法と照合 |
| 損失制限 | EAの停止条件を設定 |
| 稼働テスト | 注文・決済を確認 |
| 記録の保存 | 設定値・回答を保管 |
例えば、EAをVPSで動かす場合は、VPSの利用可否だけでなく、通信が途切れたときにどうなるかも確認しておきたいところです。
EAが停止しても、保有しているポジションが自動的に決済されるとは限りません。
また、EAを再起動したときに、以前の取引情報を正しく読み込めるかも重要です。
新しい注文を停止しても、保有中のポジションには損失リスクが残ります。
損切り注文の設定や、ポジションをまとめて管理する方法まで考えておく必要があります。
こうした仕組みは、MT4・MT5のEAだけでなく、cTraderのcBotを開発するときにも共通して重要です。
プログラムを書くこと以上に、想定外の状況でどう動くかを考える方が難しい部分もあります。
私がBlueberry Fundedで特に確認しておきたいこと
Blueberry Fundedでは現在、条件を満たした自作EAの利用方法が公式FAQに明確に示されています。
そのため、「Blueberry FundedはEAを使えない会社」と判断しているわけではありません。
また、過去に一部の利用者トラブルが公開されているからといって、会社全体の出金対応に問題があると断定するつもりもありません。
ただし、EAを複数開発している私の立場では、事前同意がどこまで有効なのかを詳しく知りたいと考えています。
同じEAを新しい口座で使う場合や、ChallengeからFundedへ移る場合、EAの売買方法を変更した場合などに、再申請が必要かどうかです。
複数EAを複数口座で管理するなら、この点は事前に整理しておきたいところです。
一方で、Blueberry Fundedが自作EAと補助ツールを区別し、事前同意の方法を明確にしている点は、利用者にとって分かりやすい改善だと思います。
今後も公式ルールを確認し、EAの運用方法に合うかどうか判断していきたいと考えています。
他のプロップファームとEAの利用環境を比較したい場合
自作EAを使いたいからといって、The5ersかBlueberry Fundedのどちらかに絞る必要はありません。
MT4・MT5のEAを中心に運用するのか、cTraderのcBotを使うのかによって、比較したいプロップファームも変わります。
例えば、FTMOやFintokeiではEA・アルゴリズム取引の利用条件を確認できます。また、cTraderのcBotを中心に考えるなら、PipFarmやFundoraなども比較対象になります。
ただし、各社で市販EAの扱い、禁止戦略、プラットフォーム、損失制限などが異なるため、単純に「EA利用可能」という条件だけで選ばないようにしてください。
MT4・MT5を使いたい場合はFTMO、cTraderのcBotを検討する場合はPipFarmなど、使用するプラットフォームから比較する方法もあります。
FTMO公式サイトを確認する【PR】 PipFarm公式サイトを確認する【PR】※本欄にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。EA・cBotの利用可否やプラン条件は最新の公式ルールでご確認ください。
より幅広く比較したい方は、 日本人向けプロップファームの比較記事 も参考にしてみてください。
まとめ|EAの利用許可と実際の取引ルールは分けて確認する
2026年10月10日時点の公式情報では、The5ersとBlueberry Fundedのどちらも、条件を満たした自作EAを利用できます。
The5ersは、利用規約で事前の書面通知と書面承認を求めています。また、第三者が所有・開発した自動売買ソフトは禁止されています。
Blueberry Fundedでは、自分で作ったEA、自分で考えた売買戦略、稼働前の内容開示と同意が必要です。
Synthetic口座についても、2026年10月8日以降に購入した口座では条件付きでEAを利用できるようになりました。ただし、それ以前に購入した口座には従来の禁止ルールが適用されます。
まずEAの開発者と所有条件を確認し、必要な事前承認を取得してください。そのうえで、禁止取引に該当しないか、日次損失や最大損失を超えないか、複数ポジションのリスクを管理できるかを確認します。
さらに、EAのバージョン変更や口座変更があった場合も、以前の承認をそのまま使えるか確認することが大切です。
バックテストで良い結果が出ていても、プロップファームのルールに違反すれば運用を続けられません。
EAを200個以上開発・制作・検証してきた私としては、売買ロジックだけでなく、損失を管理する仕組み、必要に応じてEAを停止する仕組み、運用記録を保存する仕組みまで含めて設計することを重視しています。
プロップファームでEAを使うなら、最初に公式ルールを確認し、自分のEAで問題になる部分を整理してから運用を始めましょう。
本記事は2026年10月10日時点で確認できる公式情報を基に作成しています。
EAの利用条件、禁止戦略、日次損失、最大損失、ニュース取引、利益分配や出金条件は変更される場合があります。
チャレンジ購入前とEA稼働前には、必ず各社公式サイト・FAQ・利用規約で最新情報を確認してください。
本記事はEA・自動売買・プロップファームに関する情報提供を目的としており、投資助言や将来の利益を保証するものではありません。
バックテストや過去の取引結果は将来の利益を保証しません。チャレンジ料金の損失、評価試験の不合格、口座失格、報酬対象外となるリスクがあります。
※本記事にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。

