2026年10月10日更新|AquaFundedをEA開発者目線で検証
- AquaFundedは日本人がMT5+EAで使える?Wave Stop・出金条件・禁止取引を開発者が解説
- 最初に知っておきたい用語
- AquaFundedとは?2023年設立の海外プロップファーム
- AquaFundedの規模|公式では33万人以上・累計Reward $850万超
- AquaFundedは日本人も利用できる?
- AquaFundedの対応プラットフォーム|MT5とcTraderが使える
- AquaFundedはEAを利用できる。ただし市販EAには注意
- AquaFundedでVPSは使える?事前確認がおすすめ
- AquaFunded 1-Step Standardの基本ルール
- 最大の注意点|Funded後は2%のWave Stopがある
- 6%のTrailing Drawdownは固定の損失ラインではない
- Daily Drawdown 3%は1日ごとに判定される
- 利益目標9%だけでは合格条件を満たさない
- 2分未満の取引はTick Scalping判定に注意
- ニュース取引は可能。ただし利益に上限がある
- 80%のMargin Usageルールにも注意
- Instant Fundingの損失ルールを1-Stepと混同しない
- 禁止戦略はEAの売買方法まで確認する
- Challenge合格後もRisk Reviewがある
- AquaFundedのPayout条件|申請できる時期と上限を確認
- AquaFundedのPayout実績|公式発表と第三者データは別に見る
- AquaFundedの評判|Trustpilotの口コミも慎重に確認
- EA開発者ならAquaFunded用のリスク管理を別に設計したい
- バックテストだけでは分からないリスクもある
- まとめ|AquaFundedは候補になるが、Funded後のルールを先に確認したい
AquaFundedは日本人がMT5+EAで使える?Wave Stop・出金条件・禁止取引を開発者が解説
AquaFunded(アクアファンデッド)は、日本居住者が利用を検討でき、MT5のEAによる自動売買にも対応している海外プロップファームです。
「日本からEAを使って挑戦できるのか」「市販EAでも問題ないのか」「利益が出たらきちんと報酬を受け取れるのか」。こうした点が気になっている人も多いと思います。
AquaFundedのルールを確認すると、MT5でEAを使えることは確かに魅力です。しかし、自動売買が許可されていることと、EAを安全に運用できることは別の話です。
特に1-Step Standardでは、1日の損失制限や最大損失制限に加え、評価試験に合格した後の口座で「Wave Stop」という独自の制限があります。
AquaFundedは、MT5のEAを使いたい日本人にとって検討候補になります。
ただし、1-Step Standardでは、評価試験に合格した後に保有中の取引の合計含み損が口座残高の2%に達すると、全ポジションが自動決済されるWave Stopがあります。
EAを利用するなら、利益を狙う設定だけでなく、損失をどこまで許容し、いつEAを止めるかまで設計しておくことが重要です。
この記事では、AquaFundedの利用条件、禁止される取引、出金審査などを整理し、私がEA開発者としてどのようなリスク管理を考えるかまで解説します。
監修・執筆:まさやん|MT4・MT5のEA、インジケーター、cTrader・cBot関連システムを200個以上開発・制作・検証
最初に知っておきたい用語
AquaFundedのルールを読むと、英語の専門用語が多く出てきます。まずは、この記事を理解するために必要な言葉だけ簡単に整理しておきます。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| プロップファーム | 評価試験などを通じて、条件に応じた利益分配を目指すサービス。 |
| EA | MT4・MT5で売買を自動化するプログラム。 |
| cBot | cTraderで自動売買を行うプログラム。 |
| Evaluation | 利益目標や損失ルールを守れるか確認する評価試験。 |
| Funded | 評価合格後、条件に応じた報酬を目指す段階。 |
| 含み損 | まだ決済していない取引で発生している損失。 |
| Drawdown | 口座資金が基準額からどれだけ減ったかを示すもの。 |
| Wave Stop | 保有中の取引の合計含み損に対する独自の制限。 |
| Risk Review | 運営側が取引内容やルール違反を確認する審査。 |
| Payout・Reward | 条件を満たしたトレーダーへ支払われる報酬。 |
特に覚えておきたいのは、「損失が確定していなくても、含み損だけで制限に触れることがある」という点です。
EAを動かす場合、1回の損切り額だけでなく、同時に保有している取引全体の損失も確認する必要があります。
AquaFundedとは?2023年設立の海外プロップファーム
AquaFundedは、公式サイトで2023年設立と案内されている海外プロップファームです。
運営拠点はアラブ首長国連邦のドバイとされ、公式サイトにはAqua Funded FZCO、利用規約にはサービス提供法人としてSaint LuciaのAquaFunded LTDが記載されています。
| 確認項目 | 公式情報に基づく内容 |
|---|---|
| 設立 | 2023年 |
| 拠点 | Dubai, UAE |
| Dubai法人 | Aqua Funded FZCO |
| サービス提供法人 | AquaFunded LTD(Saint Lucia) |
| 関連ブランド | AquaFunds |
| COO | Lewis Morton |
会社情報は、紹介サイトによって表記が異なる場合があります。所在地や契約相手となる法人を確認したい場合は、公式の会社概要と利用規約を基準にするとよいでしょう。
AquaFundedでは、評価試験だけでなくFunded口座も仮想資金を利用した取引環境です。
一般的な証券口座のように、利用者が預けた資金をそのまま実際の市場へ発注する仕組みとは異なります。一方、条件を満たしたFunded口座のRewardは、実際に支払われる報酬として案内されています。
AquaFundedの規模|公式では33万人以上・累計Reward $850万超
2026年10月10日に確認したAquaFunded公式Rewardsページでは、世界33万人以上のトレーダーと、累計$850万を超えるReward実績が掲載されています。
ただし、これらはAquaFunded自身が公表している数値です。独立した監査によって確認された統計と同じ意味ではありません。
また、会社全体で多くのRewardを支払っていることと、自分のEAによる取引が審査を通過し、必ずRewardを受け取れることは別です。
私は、公開されている支払総額だけで判断せず、出金条件や禁止取引の内容まで合わせて見るようにしています。
AquaFundedは日本人も利用できる?
確認した利用制限国の一覧には日本が含まれていないため、日本居住者もAquaFundedの利用を検討できます。
ただし、すべてのプランを無条件に同じ条件で利用できるわけではありません。
公式Help Centerでは、日本を含む一部の国について、Instant FundingモデルのFunded資金枠を1人あたり最大$50,000と案内しています。
これは日本人がすべての評価試験プランを利用できないという意味ではありません。対象となるプランと上限を分けて確認することが重要です。
また、契約後の本人確認では、提出できる身分証明書や住所確認書類が指定される場合があります。
海外プロップファームの本人確認については、日本人が海外プロップファームでKYCするときの注意点でも解説しています。
AquaFundedの対応プラットフォーム|MT5とcTraderが使える
AquaFundedの公式Help Centerでは、MT5、cTrader、MatchTrader、TradeLockerが取引プラットフォームとして案内されています。
| 環境 | 主な特徴 |
|---|---|
| MT5 | MQL5で作ったEAを利用できる |
| cTrader | C#でcBotを開発できる |
| MatchTrader | 別の取引画面を選びたい人向け |
| TradeLocker | 独自の取引画面を利用する選択肢 |
| MT4 | 現行の公式対応一覧に記載なし |
MT4用のEAを持っている場合は注意が必要です。MT4とMT5は似ていますが、プログラムをそのまま共通で使えるわけではありません。
MT5ではMQL5、cTraderではC#という別の開発言語を使います。
私なら、既存のMT5 EAを使いたい場合はMT5を優先します。一方、cBotを新しく作るならcTraderも候補になります。
ただし、cTraderが利用できることと、cTrader Cloudでの自動売買が認められることは別です。Cloudで動かしたい場合は、実行環境の条件も個別に確認してください。
AquaFundedはEAを利用できる。ただし市販EAには注意
AquaFunded公式FAQでは、EAの利用が認められています。また、自分が所有する口座を管理するためのTrade Copierも、条件付きで利用可能と案内されています。
ただし、EAなら何でも自由に使えるという意味ではありません。
公式FAQでは、EAを自分自身の取引戦略の一部として利用することが条件になっています。
さらに利用規約では、第三者が作った戦略、既製の戦略、評価試験の突破を目的として販売される戦略などが禁止対象として挙げられています。
そのため、「EAが許可されているから、購入したEAをそのまま使ってよい」とは判断しない方が安全です。
自作EAであっても規約違反の取引方法なら問題になります。反対に、単に設定値を変更しただけで第三者戦略に関する禁止条件を回避できるとも限りません。
私なら、使うEAについて、どの条件で売買するのか、最大で何本のポジションを持つのか、連敗した場合にどうなるのかを説明できる状態にしておきます。
特に「プロップファーム合格専用EA」として販売される商品や、多数の利用者が同じ注文を出す仕組みには慎重になる必要があります。
既製EAの利用可否は、販売者の説明だけで判断せず、使用予定のEAと取引方法をAquaFundedのサポートへ具体的に伝えて確認する方がよいでしょう。
AquaFundedでVPSは使える?事前確認がおすすめ
EAを長時間動かしたい場合、VPSというインターネット上のパソコンを使う方法があります。
自宅のPCを起動し続けなくてもEAを動かせるため便利ですが、AquaFundedで利用する場合は接続条件を確認しておきたいところです。
AquaFundedの公式ブログにはVPSや固定IPに関する説明があります。一方、確認したHelp Centerや利用規約では、すべてのVPS利用条件を明確にまとめた専用ルールを確認できませんでした。
共有IPのVPS、固定IPのVPS、自宅PC、スマートフォンなどを組み合わせて使う場合、接続元の判定や口座の管理方法が問題になる可能性があります。
私なら契約前に、使用予定のVPS会社、固定IPが必要かどうか、自宅PCとの併用可否をサポートへ確認します。
回答はメールやチャットの記録として残しておくと、後から取引内容を確認される場合にも状況を整理しやすくなります。
運用環境の違いは、cTrader CloudとVPS・ローカルでcBotの挙動がどう変わるかでも詳しく解説しています。
AquaFunded 1-Step Standardの基本ルール
MT5のEAでAquaFundedを利用する場合、まずは1-Step Standardの仕組みを確認しておきましょう。
1-Step Standardは、1回の評価試験で利益目標を達成する方式です。ただし、利益が目標に届いても、取引日数や損失制限などの条件を満たす必要があります。
| 項目 | 1-Step Standard |
|---|---|
| 利益目標 | 9% |
| 1日の損失制限 | 3% |
| 最大損失制限 | 6%・追従型 |
| 最低取引日数 | 条件を満たす3日 |
| 1日の成立条件 | 初期残高比+0.5%以上 |
| 標準利益分配 | 90% |
| 標準報酬周期 | 14日 |
| 評価中のFXレバレッジ | 1:100 |
| FundedのFXレバレッジ | 1:50 |
購入時の追加オプションとして、利益分配を100%にしたり、最初の報酬申請までの期間を短縮したりする選択肢も案内されています。
ただし、追加オプションの料金や利用条件は購入時に確認してください。
また、AquaFundedにはStandard以外のプランもあります。同じ1-Stepという名称でも条件が異なることがあるため、購入するプラン名まで一致させて確認する必要があります。
最大の注意点|Funded後は2%のWave Stopがある
AquaFundedの1-Step Standardで、私が特に重要だと考えているのがWave Stopです。
評価試験に合格してFunded口座へ進むと、保有しているすべての取引の合計含み損が口座残高の2%に達した場合、原則として全ポジションが自動決済されます。
| Wave Stopの項目 | 1-Step Standard |
|---|---|
| 適用段階 | Fundedのみ |
| 損失判定 | 全ポジションの合計含み損 |
| 制限 | 口座残高の-2% |
| 1回目 | 利益分配が50%へ低下 |
| 2回目 | Funded口座の失格 |
Funded口座の残高が$100,000なら、2%は$2,000です。
複数の取引を合計した含み損が-$2,000に達すると、通常の最大損失制限まで余裕があってもWave Stopが作動する可能性があります。
ここが通常のEA運用と大きく違うところです。
例えば、1回の取引で0.7%のリスクを取るEAが、同時に3つのポジションを持てば、合計の想定損失は2%を超える可能性があります。
そのため、1つのEAだけを見て「ロットが小さいから大丈夫」と考えるのは危険です。
私なら、各EAが個別に損失を計算するだけでなく、口座内のすべてのポジションをまとめて監視する仕組みを用意します。
さらにWave Stopの2%ぎりぎりまで許容せず、余裕を持って新規注文を止める設定を検討します。
6%のTrailing Drawdownは固定の損失ラインではない
AquaFundedの1-Step Standardでは、最大損失制限にTrailing Drawdownという仕組みが使われます。
簡単に言うと、口座の資金が増えて最高値を更新すると、許される損失の下限も引き上がる仕組みです。
最初の残高が$100,000の場合、単純に初期残高だけを見ると6%は$6,000です。しかし、利益が増えて基準となる最高値が上がれば、損失ラインも変わります。
公式の計算例では、損失ラインが$102,000まで上がる形になります。
最初の$100,000に戻るまで余裕がある、とは考えられません。
AquaFundedでは、最高の口座残高だけでなく、保有中の損益を含めた口座資金の最高値も計算に関係します。
そのため、EAが一時的に大きな含み益を出したあと、利益が減少した場合も注意が必要です。
バックテストでは最終的な利益曲線だけを見がちですが、私は途中でどこまで資金が増え、その後どれだけ減ったかも確認します。
Daily Drawdown 3%は1日ごとに判定される
1-Step Standardには、1日の損失を一定範囲に抑えるDaily Drawdownというルールもあります。
制限は3%ですが、単純に「その日に3%の確定損失を出さなければよい」という意味ではありません。
AquaFundedでは、日付が切り替わる時点の口座残高と、含み損益を反映した口座資金を使って、その日の基準が計算されます。
切り替え時刻はUTCの午前0時です。日本時間では季節に関係なく午前9時になります。
EAがポジションを持ったまま日次の計算時刻を迎えると、新しい損失ラインと保有中の損益の関係によって、想定より早く制限へ近づく可能性があります。
私なら、毎日の開始時点で新しい損失ラインを取得し、現在の口座資金との差額を常に確認する設計にします。
また、損失ラインをEA起動時に一度だけ計算して終わりにしないことも大切です。VPSやMT5を再起動したときにも、正しい基準を取り直せる必要があります。
利益目標9%だけでは合格条件を満たさない
1-Step Standardでは、利益目標9%に加え、条件を満たす取引日が3日必要です。
AquaFundedが案内するQualifying Dayは、初期口座残高の0.5%以上の利益条件を満たす日を指します。
例えば$100,000口座なら、0.5%は$500です。
EAが短期間で9%の利益目標に到達しても、条件を満たす日が3日揃っていなければ、利益目標だけで合格と考えることはできません。
ただし、日数を増やすために無理に取引回数やロットを増やすのは避けたいところです。
本来の売買条件を満たしたときだけ取引し、必要な日数も自然に満たせるかを確認する方が、長期的には管理しやすいと思います。
2分未満の取引はTick Scalping判定に注意
AquaFundedでは、極端に短い時間で売買を繰り返すTick ScalpingやHFT、取引環境の遅延を利用する取引などが禁止対象です。
公式Help Centerでは、2分未満で終了した取引がTick Scalpingとして分類される可能性があると説明されています。
公式の表現は「分類される可能性がある」というものです。ただし、Funded口座で禁止取引と判定された場合、その利益が報酬計算から除外される可能性があります。
これは短期売買専用EAだけの問題ではありません。
例えば5分足を使うEAでも、注文直後に相場が大きく動けば、利確や損切りが2分未満で成立することがあります。
私なら、EAの注文時刻と決済時刻を記録し、2分未満の取引がどれくらい発生しているかを調べます。
バックテストだけでなく、実際の取引環境に近いフォワードテストで確認することが重要です。
ニュース取引は可能。ただし利益に上限がある
AquaFundedでは、2026年4月27日以降に開設された対象口座について、重要な経済ニュースの時間帯に取引すること自体は認められています。
ただし、重要ニュースの発表前後5分に開始または終了した対象取引の利益には、報酬計算上の制限があります。
1回のReward Cycleで計上できる対象利益は、初期口座残高の0.5%までです。
例えば$100,000口座なら$500です。ニュース時間帯に$1,000の対象利益が出ても、上限を超えた部分はReward計算から除外されます。
上限を超えた利益がすべて口座違反になるわけではなく、利益の計算から除かれるという点は分けて考える必要があります。
私なら通常の相場を狙うEAについては、米国雇用統計、米国CPI、FOMCなどの重要イベント前後で新規注文を停止する設定を検討します。
ただし、新規注文を止めるだけでは十分とは限りません。保有中のポジションがニュース直後に利確・損切りされる可能性もあるためです。
ニュース時間帯に保有を続けるかどうかも含め、EAの設計を考える必要があります。
80%のMargin Usageルールにも注意
AquaFundedでは、取引に必要な証拠金を過度に使う行為にも制限があります。
公式のOther Rulesでは、1つの取引または取引ポジションについて、利用可能な証拠金の80%を超えて使用してはいけないと説明されています。
規定を超えた取引の利益は控除対象となり、重大な違反や繰り返しの違反は口座のリセットや失格につながる可能性があります。
EA側で損切りまでの金額だけを計算していても、必要証拠金が大きくなりすぎると別のルールに触れる可能性があります。
私なら、注文前に必要証拠金を計算し、他のポジションとの合計も見ながら、余裕がない場合は新規注文を止める仕組みにします。
特に複数のEAを同じ口座で動かす場合、それぞれのEAが同時に注文すると、想定以上に証拠金を使用する可能性があります。
Instant Fundingの損失ルールを1-Stepと混同しない
AquaFundedは、プランによって保有中の含み損に対するルールが異なります。
そのため、「AquaFundedで含み損による違反になった」という口コミを見ても、利用していたプランを確認せずに判断するのは危険です。
| モデル | 含み損の主な制限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1-Step Standard | Fundedで2% | Wave Stop・2回目で失格 |
| Instant Standard | 1% | Strike制 |
| Instant Flex | 1% | 到達で永久失格 |
特にInstant Flexは、1日の損失制限2%、追従型の最大損失制限4%、合計含み損1%など、独自の条件が設定されています。
また、利益の上限や必要な取引日数も1-Step Standardとは異なります。
EAを作る場合は、プラン名を設定項目として分け、別のプランの損失ルールを間違って読み込まない設計にしておきたいところです。
禁止戦略はEAの売買方法まで確認する
AquaFundedでは、EAを利用できる一方で、取引方法に関する禁止条件も設けられています。
例えば、極端な高速売買、価格配信の遅れを利用する取引、裁定取引の一部、第三者の既製戦略などです。
ここで気をつけたいのは、EAの名前ではなく、実際の取引方法が規約に合っているかという点です。
ナンピンやマーチンゲールについても、名称だけで一律禁止と判断するのではなく、実際のロットの増え方、証拠金使用量、損失の大きさ、ほかの禁止条件との関係を確認する必要があります。
たとえ特定の売買方法が一律禁止とされていなくても、損失制限を超えたり、極端な証拠金使用と判定されたりすれば問題になります。
私はEAを評価するとき、エントリーの条件だけでなく、連敗時にポジション数がどう増えるか、損失を取り返そうとしてロットが大きくなりすぎないかを重視します。
Challenge合格後もRisk Reviewがある
AquaFundedでは、評価試験を突破したからといって、その後の取引審査がなくなるわけではありません。
公式の利用規約では、必要に応じて運営側が取引内容を確認できるとされています。
また、一部のルール違反は取引中に自動検知されず、後から担当チームが確認する場合もあります。
EAの利用方法、禁止戦略、ニュース時間帯の利益、極端に短い取引、証拠金の使用状況などが、後から確認される可能性があります。
自動売買の場合、取引履歴が大量に残ることもあります。
そのため私は、EAのバージョン、設定値、注文時刻、決済理由、稼働環境などを記録しておくことが大切だと考えています。
もし審査で確認を求められた場合にも、自分の取引方法を説明しやすくなるからです。
AquaFundedのPayout条件|申請できる時期と上限を確認
AquaFundedの1-Step Standardでは、標準条件でFunded口座の最初の取引から14日後に初回Rewardを申請できます。
ただし、14日経過すれば無条件に支払われるわけではありません。
| 項目 | 公式案内の主な条件 |
|---|---|
| 初回申請 | Funded初回取引から14日後 |
| 最低申請額 | $100 |
| 標準利益分配 | 90% |
| 暗号資産での受取 | $5,000未満 |
| Rise | $500以上 |
| 銀行送金 | Rise経由 |
| 処理手数料 | 3% |
| 24営業時間の保証 | 承認後が対象 |
報酬申請時には、口座残高が初期残高を上回り、規約違反がなく、すべての保有ポジションや予約注文を閉じている必要があります。
公式FAQでは、$100,000以上の口座について、最初の2回のReward申請は1回あたり最大$10,000と案内されています。
3回目以降は、この初期上限が解除される仕組みです。
また、24 Business Hours Guaranteeは、Rewardを申請してから24時間以内に必ず支払われるという意味ではありません。
公式FAQでは、承認済みの申請が所定の営業時間内に処理されない場合に、追加の補償が発生する仕組みとして案内されています。審査中の時間とは分けて考える必要があります。
私はPayoutを申請する前にEAを停止し、ポジションと予約注文を確認したうえで、口座の状態を記録しておく方法をおすすめします。
出金前後のリスク管理については、プロップファーム出金時にEA・cBotをどう管理するかも参考にしてください。
AquaFundedのPayout実績|公式発表と第三者データは別に見る
AquaFunded公式では、2026年10月10日の確認時点で累計Rewardが$850万を超えると案内されています。
一方、2026年10月3日に確認した第三者サイトPropFirmMatchでは、累計約$460万、3,800件を超えるPayout記録が掲載されていました。
両者の数値が異なるのは、集計対象や情報の取得方法が同じとは限らないためです。
公開されている支払事例は会社の活動を調べるうえで参考になります。ただし、過去の支払額から、今後のすべてのReward申請が承認されると保証することはできません。
私は、金額の大きさだけでなく、どのような条件で利益が除外されるのか、どの段階で審査が行われるのかも重要だと考えています。
AquaFundedの評判|Trustpilotの口コミも慎重に確認
AquaFundedの評判を見る場合、良い口コミと悪い口コミの両方を確認する必要があります。
2026年10月10日に確認したTrustpilotでは、レビューが1,200件を超えており、支払いを受け取ったという投稿がある一方、Rewardの控除や審査に不満を持つ投稿も見られます。
Trustpilotには、AquaFundedについて不適切なレビューを削除した旨の警告が掲載されています。
この警告だけで、肯定的なレビューと否定的なレビューのどちらが正しいかを判断することはできません。
2026年10月にもReward控除を巡る投稿がある
2026年10月1日付のTrustpilotレビューには、ニュース取引、短時間取引、証拠金の使用を理由に利益が控除されたという利用者の主張が掲載されています。
ただし、これは利用者側の公開レビューであり、投稿内容だけから審査の正当性を判断することはできません。
一方、ニュース利益の上限、2分未満の取引、80%の証拠金使用ルールは、AquaFundedの公式情報にも記載されています。
そのためEA運用者としては、出金拒否に関する口コミがあるかどうかだけでなく、自分のEAが問題になっている取引パターンを発生させる可能性があるかを確認した方が実用的です。
「支払っている会社だから安心」と決めつけるのも、「悪い口コミがあるから必ず危険」と考えるのも、どちらも単純すぎると思います。
EA開発者ならAquaFunded用のリスク管理を別に設計したい
ここからは、EAを200個以上開発・制作・検証してきた私の視点で考えてみます。
AquaFunded向けEAで重要なのは、売買するタイミングを決める機能だけではありません。
損失制限へ近づいたときに新しい注文を止め、必要に応じて保有ポジションの扱いを判断できる仕組みも必要になります。
EvaluationとFundedで設定を切り替える
評価試験中は、1日の損失制限3%と最大損失制限6%が重要になります。
Fundedへ進んだら、それに加えてWave Stopの2%を監視する必要があります。
私は、同じEAでも運用段階に応じて損失管理の設定を切り替えられるようにするのがよいと考えています。
ただし、プランや段階を自動判定する機能に誤りがあると危険です。初回起動時や口座変更時に、設定が正しいか確認できる仕組みも必要です。
複数EAの含み損を合算する
USDJPY用EAとGOLD用EAを同じ口座で動かす場合、それぞれが別々に損失を管理するだけでは不十分です。
例えば、どちらも「最大損失は1%以内」と考えていても、同時に大きな含み損を抱えれば、口座全体で2%に近づく可能性があります。
私なら、銘柄やEAの種類に関係なく、口座全体のポジションを確認するRisk Managerを用意します。
ロット計算は損切り額だけで決めない
通常のEAでは、損切りまでの値幅と許容損失額からロットを決める方法がよく使われます。
しかし、AquaFundedではWave Stopや証拠金使用のルールもあります。
そのため、注文前に「この取引が損切りされたらいくら失うか」だけでなく、「ほかの取引と合わせてどれだけの含み損を抱える可能性があるか」も計算したいところです。
短時間決済とニュース時間帯を記録する
注文してから決済するまでの時間や、重要経済指標の発表前後に取引したかどうかも記録します。
取引履歴だけでは確認しにくい情報をEA側で残しておくと、後から取引方法を振り返りやすくなります。
再起動後も損失制限を正しく読み込む
EAは、VPSの再起動や通信障害などで停止することがあります。
再起動したときに、その日の損失額や現在のポジションを忘れてしまう設計では危険です。
私なら起動時に口座情報、保有ポジション、取引履歴を確認し、損失管理に必要な値を作り直してから売買を再開するようにします。
EAの売買ロジックは利益を狙うための仕組みです。一方、Risk Managerは取引ルールを守るための仕組みです。
この2つを分けて考えると、AquaFundedのように独自の損失ルールがある環境にも対応しやすくなります。
バックテストだけでは分からないリスクもある
EAを開発するときは、過去の相場で動きを確認するバックテストが重要です。
しかし、バックテストで良い成績が出たからといって、AquaFundedでも同じ結果になるとは限りません。
実際の取引では、注文価格のずれ、スプレッドの拡大、通信の遅れなどが発生します。
また、バックテストでは問題がなかったEAでも、ポジションを持ったままニュースを迎えたり、短時間で決済が続いたりする可能性があります。
| 確認方法 | 特に見るポイント |
|---|---|
| バックテスト | 最大損失・連敗・保有数 |
| フォワードテスト | 実際の注文時間・価格のずれ |
| 再起動テスト | 損失管理の復元 |
| 複数EAテスト | 口座全体の含み損 |
| Funded設定テスト | Wave Stop対策 |
私は、利益率の高い設定を探すこと以上に、少し相場条件が変わっても損失が急に大きくならないかを重視しています。
過去の相場に合わせて設定を調整しすぎると、実際の相場で思うように動かなくなることがあります。
そのため、複数の期間でテストし、ロットや損切り設定を少し変えても極端に結果が悪化しないか確認したいところです。
まとめ|AquaFundedは候補になるが、Funded後のルールを先に確認したい
AquaFundedは、日本居住者が利用を検討でき、MT5のEAによる自動売買にも対応する海外プロップファームです。
1-Step Standardには利益目標9%、1日の損失制限3%、最大損失制限6%という条件があります。
ただし、私が特に重視したいのは、評価試験に合格した後のルールです。
Fundedでは2%のWave Stopに加え、短時間取引、ニュース利益、証拠金使用、禁止戦略、出金審査などをまとめて考える必要があります。
私はAquaFundedでEAを利用するなら、まず使いたいEAの取引内容を整理し、VPSや第三者EAの利用条件をサポートへ確認します。
そのうえで、バックテストとフォワードテストを行い、複数ポジションを含めた最大損失がルール内に収まるかを確かめる流れがよいと思います。
AquaFundedで重要なのは、EAが取引できることだけではありません。損失が増えたときに注文を止められるか、評価試験からFundedへ移ったときに設定を変更できるか、Reward申請前に安全に運用を停止できるかまで確認することです。
他社の試験方式も比較したい場合は、EA自動売買で選ぶプロップファームの試験方式比較も参考にしてください。
AquaFundedは2026年にもプラン、損失制限、報酬条件などのルールを更新しています。
この記事は2026年10月3日に整理した内容を基礎として、10月10日時点で確認できる公式情報を反映しています。利用前には、必ず購入するプランの最新Help Center、利用規約、購入画面、管理画面の条件をご確認ください。
ほかのEA・cBot対応プロップファームも比較する【PR】
AquaFundedだけで判断せず、ほかのプロップファームが自分のEAやcBotに合っているかも比較したいところです。
特に自動売買では、対応プラットフォームだけでなく、利用できるEAの種類、損失制限、VPSやCloudの条件を確認してください。
※本欄にはPR・アフィリエイトリンクが含まれます。各社のプラン、料金、EA・cBot利用条件、損失制限、利益分配、対応プラットフォームは変更される場合があります。申し込み前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
本記事はAquaFunded、EA・cBot、自動売買システムに関する情報提供を目的としており、投資助言や売買推奨ではありません。
プロップファームでは、評価試験への参加費用が発生する場合があります。また、損失制限や禁止取引に違反した場合、口座を失う可能性があります。
EA・cBotのバックテスト結果、過去の運用成績、公式・第三者サイトに掲載されたReward実績は、将来の利益、評価試験の合格、Funded移行、報酬の受け取りを保証するものではありません。
取引ルールは変更される可能性があります。最終的な判断は、公式サイトと利用規約を確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。

