自己資金型・資本配分プログラムをEA開発者目線で解説
- Axi Selectとは?チャレンジ型とは違う自己資金型・資本配分プログラム
- 最初に知っておきたいAxi Selectの重要用語
- Axi Selectは普通のプロップファームとは仕組みが違う
- Axi Selectは最低$500とEdge Score 50からSeedを目指す
- Axi Selectの6ステージ|最大$1,000,000まで拡大
- Axi Selectの資金倍率とは?自己資金が何倍で反映される仕組み
- Axi Selectの7%最大損失は含み損も監視される
- Axi SelectはMT4・MT5に対応|途中変更には注意
- Axi SelectでEAは使える?自作EAと市販EAでは扱いが違う
- VPSは利用できるがEAの完全自動売買が認められるとは限らない
- EA開発者ならEdge Scoreを攻略するより取引の安定性を重視する
- バックテストだけではAxi Select向きのEAか判断できない
- Axi Selectでは出金タイミングも運用設計に関係する
- Axi Selectが向いている人・Challenge型が向いている人
- チャレンジ型プロップファームと比較したい場合
- Axi Selectについてよくある疑問
- まとめ|Axi Selectは自己資金型の資金配分プログラムとして考える
Axi Selectとは?チャレンジ型とは違う自己資金型・資本配分プログラム
Axi Selectを調べていると、「参加費0円」「最大$1,000,000の資金配分」「MT4・MT5対応」といった魅力的な条件が目に入ります。
ただし、Axi SelectをFTMOやFintokeiなどの一般的なFXプロップファームと同じ仕組みだと思っていると、少し誤解してしまうかもしれません。
Axi Selectは、チャレンジ料金を支払って試験を受けるサービスではありません。 自分のAxiライブ口座で取引し、その成績に応じてAxiから提供される資金枠を段階的に増やしていくプログラムです。
私はAxi Selectを、一般的なプロップファームとは少し違う「自己資金型・資本配分プログラム」として考えています。
チャレンジの購入費用はかかりませんが、その代わり最初から自分のお金で実際に取引します。 ここが通常のチャレンジ型プロップファームとの大きな違いです。
この記事では、Axi Selectの仕組みや資金配分、EA・VPSの利用条件、損失ルールまで解説します。
特にEAを使いたい方は、自作EAと市販EAでルールが異なる点や、最大損失を超えないための設計に注目してください。
監修・執筆:まさやん|公式情報確認:2026年10月10日
最初に知っておきたいAxi Selectの重要用語
Axi Selectには、一般的なFX口座ではあまり使わない言葉が出てきます。 まずはこの記事を読むために必要な用語だけ、簡単に整理しておきましょう。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| プロップファーム | 一定の条件を満たして資金枠で取引し、利益分配を目指すサービス |
| Challenge | 利益目標などを達成して合格を目指す試験 |
| Edge Score | 取引の実力や安定性を評価するAxi独自の点数 |
| Seed | Axi Selectで最初に進む資金配分ステージ |
| Allocation Account | Axiから資金が割り当てられる専用口座 |
| Funding Multiplier | 自分の取引を何倍にして資金配分口座へ反映するかの倍率 |
| Equity | 口座残高に保有中の含み益・含み損を反映した金額 |
| DD(ドローダウン) | 資金がどれだけ減ったかを示す数値 |
| EA | MT4・MT5で売買や取引管理を自動化するプログラム |
| VPS | 自分のPCをつけっぱなしにせず、遠隔のパソコン環境を利用する仕組み |
Axi Selectを理解するうえで重要なのは、Edge Score(取引評価)、Allocation Account(資金配分口座)、DD(資金の減少)です。
この3つを押さえておけば、仕組みやリスクを理解しやすくなります。
Axi Selectは普通のプロップファームとは仕組みが違う
Axi Selectは、Axi自身が資本配分プログラムとして提供しているサービスです。 一般的なチャレンジ型プロップファームとは、参加方法が異なります。
評価口座を購入して挑戦
- 最初の費用
- Challenge料金
- 評価方法
- 利益・損失ルール
- 不合格時
- 購入費を失う
- 自己資金
- 通常は取引に使わない
ライブ口座の実績から資金配分
- 参加費
- 無料
- 評価方法
- Edge Score
- 主なリスク
- 自己資金の損失
- 開始資金
- 最低$500
チャレンジ型では、購入した評価口座で利益目標や損失ルールを守りながら合格を目指します。
一方のAxi Selectでは、自分のライブ口座で取引します。 そのため、利益も損失も自分の資金に直接影響します。
つまり、Axi Selectは「参加費が無料だから安全」という仕組みではありません。
Axi Selectにはチャレンジ購入料金がありませんが、FXやCFD取引では自己資金が減る可能性があります。
最低$500を用意しても、その金額が保証されるわけではありません。
私が比較するときに重視するのは、料金の安さだけではありません。 自分のお金をどこで使い、どのような損失リスクを負うのかを先に確認します。
チャレンジ型を詳しく比較したい方は、 EA自動売買で選ぶプロップファームの試験方式比較 も参考にしてください。
Axi Selectは最低$500とEdge Score 50からSeedを目指す
Axi Selectは、資金を入れただけですぐに大きな資金枠を利用できるわけではありません。 まず、自分自身の取引実績を作る必要があります。
新規トレーダーが最初のSeedステージへ進む基本条件は、最低$500の資金、20回以上のユニークトレード、Edge Score 50以上です。
20回取引すれば自動的に合格するわけではない
ここで注意したいのが、取引回数の数え方です。
Axi Selectでは、単純に20回注文を出せばよいわけではありません。 「ユニークトレード」として数えられる取引が20回必要です。
Goldで1つのポジションを持ち、決済してから次のポジションを持つ場合は、別々の取引として数えられます。
一方、同じGoldで5つのポジションを同時に持って決済した場合、ユニークトレードとしては1回と数えられる場合があります。
また、20回の取引を終えてもEdge Scoreが50未満なら、必要な点数に達するまで取引を続けることになります。
Axi Selectは、短期間の利益だけを見るサービスではありません。 損失の管理や取引の安定性も評価される仕組みです。
EAを利用する場合も、取引回数を増やすために無理な注文を繰り返すのではなく、売買ルールに沿って安定した取引を続けることが大切です。
Axi Selectの6ステージ|最大$1,000,000まで拡大
Axi Selectには6つの資金配分ステージがあります。
Seedから始まり、Incubation、Acceleration、Pro、Pro 500、Pro Mへと進みます。 段階が上がるほど、必要な自己資金も増えますが、Axiから割り当てられる資金枠や利益分配率も大きくなります。
| ステージ | 最低自己資金 | 最大資金配分 | 利益分配 |
|---|---|---|---|
| Seed | $500 | $5,000 | 0% |
| Incubation | $1,000 | $20,000 | 40% |
| Acceleration | $2,000 | $100,000 | 50% |
| Pro | $5,000 | $200,000 | 60% |
| Pro 500 | $10,000 | $500,000 | 70% |
| Pro M | $20,000 | $1,000,000 | 80% |
注目したいのは、最終ステージで最大$1,000,000の資金配分と80%の利益分配が用意されている点です。
ただし、最初からその資金を利用できるわけではありません。 それぞれのステージで条件を満たし、段階的に進む必要があります。
Seedでは利益分配が0%
Seedは、最初の資金配分ステージですが、Axi資金からの利益分配は0%です。
つまり、Seedへ進んだからといって、Axiからの利益分配をすぐに受け取れるわけではありません。
利益分配はIncubation以降で用意されています。
Axi Selectでは利益目標だけでなく、Edge Score、最低取引日数、必要取引数、自己資金なども確認されます。
「7%の利益を出したら、その日のうちに次のステージへ進める」という仕組みではありません。
Seedでは最低30日、IncubationからPro 500までは最低60日のステージ期間が設定されています。
ステージごとに必要な取引数も異なります。 そのため、短期間だけ大きな利益を狙うより、一定期間にわたり無理のない取引を続けることが重要です。
最大損失は原則7%、Pro Mでは10%
SeedからPro 500までは最大損失が7%、Pro Mでは10%に設定されています。
ただし、この数字をそのまま「自分のライブ口座で7%まで負けられる」と考えてはいけません。
Axi Selectでは、Axiが資金を割り当てるAllocation Accountを基準に損失が管理されます。
自分のライブ口座と資金配分口座は分けて理解する必要があります。
Axi Selectの資金倍率とは?自己資金が何倍で反映される仕組み
Axi Selectの特徴の1つが、Funding Multiplierと呼ばれる資金倍率です。
簡単に説明すると、自分の取引をAxiの資金配分口座へ何倍の大きさで反映するかを決める仕組みです。
Seedの最大資金倍率は10倍です。
ステージ開始時の口座資金が$500で、10倍の資金倍率が適用されると、AxiのAllocation Accountには$5,000が割り当てられます。
自分の口座で0.01ロットを取引すると、Allocation Accountでは0.1ロット相当の取引として反映されます。
ここで重要なのは、口座に入れた金額だけで倍率が決まるわけではないことです。 ステージ開始時のEquity、つまり含み損益を反映した口座資金が計算の基準になります。
資金倍率の上限は、ステージによって10倍、25倍、40倍、50倍と変化します。
EAではロット数より損失の割合を考える
EA開発者として気になるのは、資金倍率が大きくなったときのリスクです。
例えば、自分の口座では0.01ロットでも、Allocation Account側ではその何倍もの取引になります。
だからといって、通常のFX口座で使っていたEAのロット設定をそのまま利用してよいとは限りません。
私なら、ロット数だけでなく、損切りに到達したときに口座資金が何%減るのかを基準にします。
さらに複数のポジションを持つ場合は、1つずつの損失だけでなく、すべてのポジションを合わせた損失額も確認します。
Axi Selectの7%最大損失は含み損も監視される
Axi Selectの最大損失ルールで特に注意したいのは、まだ決済していないポジションの含み損も監視対象になる点です。
公式FAQによると、Allocation Accountの損失はリアルタイムで確認されます。
SeedからPro 500までの7%という基準は、ステージ開始時に割り当てられた資金をもとに計算されます。
複数ポジションを持つEAやナンピン型EAでは、決済した損失が少なくても、途中の含み損が大きくなることがあります。
その含み損によって最大損失へ到達する可能性があるため、確定損益だけを見る管理方法では不十分です。
私がAxi Select向けにEAを設計するなら、最初に確認するのは「どれだけ利益を出せるか」ではありません。
「あとどれだけ損失が増えたら危険なのか」を計算する部分から作ります。
複数ポジションの損失をまとめて管理する
例えば、3つの通貨ペアで同時に取引しているとします。
それぞれのEAが小さな損切りを設定していても、同じタイミングで損失が発生すると、口座全体では大きなマイナスになることがあります。
そのため、EAごとに損失を管理するだけでなく、口座全体の状態も確認する仕組みが必要です。
まず現在の口座資金と含み損を確認し、最大損失までどれくらい余裕があるかを計算します。
次に、すべてのポジションが損切りになった場合の損失を合計します。
その合計が事前に決めた安全ラインを超える場合は、新しい注文を停止したり、ロットを小さくしたりする設計にします。
EAやインジケーターなどを200個以上開発・制作・検証してきましたが、こうした資金ルールがある環境では、売買タイミングより損失管理の方が難しくなる場合があります。
なお、EAによる監視や停止処理を用意しても、急激な相場変動や通信障害によって損失上限を確実に守れるとは限りません。 余裕を持った設定が大切です。
Axi SelectはMT4・MT5に対応|途中変更には注意
Axi Selectでは、MT4またはMT5を利用できます。
MT4向けのEAを使う場合はMT4、MT5向けのEAを使う場合はMT5が基本になります。
| 項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| EA開発言語 | MQL4 | MQL5 |
| 自作EA | 対応形式あり | 対応形式あり |
| 同時保有 | Axi Select口座はどちらか一方 | |
| 途中変更 | 進捗とEdge Scoreがリセット | |
注意したいのは、Axi Select口座としてMT4とMT5を同時に持つことができない点です。
さらに、MT4からMT5、またはMT5からMT4へ切り替える場合は、現在の進捗とEdge Scoreを引き継げません。
公式FAQでは、プラットフォームを変更するとSeedから再スタートすると説明されています。
私ならAxi Selectを始める前に、今後どちらのプラットフォームで取引するのかを決めます。
途中で切り替えると、それまで積み上げた評価が失われる可能性があるためです。
MQL4とMQL5ではプログラムの書き方も異なります。 自作EAを利用する場合は、今後の開発環境やメンテナンスまで考えて選ぶことをおすすめします。
Axi SelectでEAは使える?自作EAと市販EAでは扱いが違う
Axi SelectでEAを利用したい方にとって、ここが特に重要な部分です。
Axi公式のEA専用FAQでは、自分で作成したCustom-built EAは利用可能と説明されています。
一方、第三者が作成したEAについては、売買シグナルの確認には使えますが、実際の注文は手動で行う必要があるとされています。
| 利用方法 | 公式情報から確認できる扱い |
|---|---|
| 自作EA | EA専用FAQでは利用可能 |
| 第三者EA | シグナル用途、注文は手動 |
| Copy Trading | 禁止 |
| VPS | 接続は利用可能 |
自作EAについて公式FAQの説明に違いがある
ここで気になるのが、別の公式FAQに書かれている内容です。
AxiのVPS専用FAQでは、VPSの利用は認められているものの、自動取引ボットやコピー取引は禁止と説明されています。
つまり、自作EAを利用できるという説明と、自動売買ボットを禁止する説明が公式サイト内に存在しています。
この違いがあるため、現時点では自作EAならどのような自動売買でも自由に利用できるとは断定できません。
Axi Selectで自作EAによる自動発注を予定している場合は、実際に稼働する前にAxiサポートへ確認することをおすすめします。
EAが自動で注文・決済すること、VPSで稼働させる予定であること、第三者の取引をコピーしないことまで伝えると、確認内容が明確になります。
私なら、ここを確認する前に本番運用を始めることはしません。
MT4やMT5でプログラムが正常に動いたとしても、Axi Selectのルールで利用を認められているとは限らないからです。
市販EAや無料EAはそのまま完全自動運用できる?
第三者が作成したEAについては、さらに慎重に考える必要があります。
EA専用FAQでは、第三者EAによる売買シグナルの利用は認められていますが、注文そのものは手動で行う条件が示されています。
そのため、市販EAや無料EAを購入・入手してVPSに設置し、そのまま24時間完全自動売買する前提では考えない方がよいでしょう。
また、コピー取引も禁止対象です。 他人の取引を自動的に再現する仕組みは避ける必要があります。
VPSは利用できるがEAの完全自動売買が認められるとは限らない
Axi Selectでは、VPSへの接続自体は認められています。
VPSは、インターネット上の遠隔パソコンのような仕組みです。 自宅のPCを常に起動しておかなくても、MT4やMT5へ接続する環境を用意できます。
ただし、VPSを使えることと、EAによる完全自動売買を自由に行えることは別です。
ここは意外と勘違いしやすい部分なんですよね。
MT4・MT5とVPSを組み合わせれば、技術的にはEAを長時間稼働させられます。
しかし、Axi Selectの取引ルールで認められていなければ利用できません。
また、VPS自体にも通信障害や再起動が発生する可能性があります。
EAを動かす場合は、稼働状況を定期的に確認し、異常が発生したときに新しい注文を出さない仕組みを検討する必要があります。
私なら、再起動した直後に重複して注文しないか、保有中のポジションを正しく認識できるかも確認します。
EA開発者ならEdge Scoreを攻略するより取引の安定性を重視する
Axi Selectでは、Edge Scoreがステージの進行に関わります。
Edge Scoreは、取引のスキル、リスク管理、安定性、経験などをもとに評価される仕組みです。
そこで考えたくなるのが、Edge Scoreを効率よく上げるためだけのEAを作ることです。
しかし、私はその考え方はおすすめしません。
Axi Selectでは、取引の実力を示すことよりもステージ条件を満たすことだけを目的にした不自然な取引が問題になる場合があります。
EAを設計するなら、スコアだけを意識するのではなく、安定して取引を続けられる仕組みを優先した方がよいと考えています。
私なら利益計算より先に損失管理を設計する
EAを作るとき、売買シグナルやエントリー条件に注目しがちですが、Axi Selectでは損失を抑える設計も重要です。
| 管理する項目 | EA側で考える処理 |
|---|---|
| 最大損失 | 危険ライン前に新規注文を停止 |
| 含み損 | 口座全体を継続監視 |
| ロット | 損失余力に応じて縮小 |
| 複数ポジション | 予定損失を合算 |
| 重要経済指標 | 発表前後の新規注文を制限 |
| 異常スプレッド | 取引コストが高いときは停止 |
例えば、USDJPYやGoldは重要経済指標の発表時に大きく動く場合があります。
米国CPI、米国雇用統計、FOMCなどの前後では、普段よりスプレッドが広がったり、注文した価格と実際の約定価格がずれたりすることがあります。
普段は安定しているEAでも、こうした相場で同じように動くとは限りません。
私なら、重要指標の前後は新規注文を停止し、必要に応じてロットを減らす仕組みを検討します。
AIで作成したEAもテストが必要
最近はChatGPTなどの生成AIを利用して、EAのコードを作ることもできます。
私もAI駆動開発を活用していますが、AIが作ったコードをそのまま信用するのではなく、注文処理や損失計算を確認することが重要です。
特に資金管理の部分は、計算方法を間違えると口座全体へ影響します。
売買ロジックだけでなく、損切り処理や最大損失の監視までテストしてから利用する必要があります。
なお、EAの開発・検証ができることと、Axi SelectでそのEAの自動発注が許可されることは別です。 実際の利用前には規約確認が必要です。
バックテストだけではAxi Select向きのEAか判断できない
EAを評価するとき、過去のチャートを使ったバックテストは重要です。
しかし、バックテストで利益が出ているからといって、Axi Selectのような資金配分プログラムに向いているとは限りません。
私が確認するのは、利益の大きさだけでなく、どのような負け方をするEAなのかという点です。
| 確認項目 | 注目するポイント |
|---|---|
| 最大ドローダウン | 途中で資金がどこまで減るか |
| 最大連敗 | 負けが続いたときの損失 |
| 同時保有数 | 複数注文で損失が集中しないか |
| スプレッド | 取引コストが増えても耐えられるか |
| 通信・再起動 | 異常時に安全に復旧できるか |
特にナンピン型やグリッド型のEAは注意が必要です。
こうしたEAは、相場が戻れば利益になる設計でも、その途中で大きな含み損を抱えることがあります。
Axi Selectでは、その途中の含み損が最大損失ルールに影響します。
過去の利益が大きくても、途中の損失が深ければ最大損失ルールに触れる可能性があります。
EAを評価するときは最終利益だけでなく、資金が減っている期間も確認しましょう。
フォワードテストで確認したいこと
フォワードテストとは、過去のチャートだけでなく、その後の相場でEAがどのように動くかを確認するテストです。
可能であれば、まずデモ環境などで実際の値動きを使って検証します。
特に確認したいのは、注文価格のずれ、スプレッドの変化、通信切断、再起動後の動作です。
また、EAの設定を何度も変更して過去の利益を最大化すると、その期間にしか合わない設定になってしまうことがあります。
これは過剰最適化と呼ばれる問題です。 過去の成績だけでなく、別の期間でも同じように動くか確認することが大切です。
実際、コードを書く部分より、その後の検証とリスク管理の方が時間のかかるケースもあります。
Axi Selectでは出金タイミングも運用設計に関係する
Axi Selectの自己資金は自分のお金ですが、いつでも自由に引き出してよいと考えるのは注意が必要です。
出金するタイミングによって、Axiから割り当てられた資金や、その月の利益分配に影響する場合があります。
Axi公式FAQでは、月内で最初の取引を行った後に出金すると、その月の利益分配を失うと説明されています。
利益分配を受け取った後、翌月の最初の取引をする前に出金する場合とは扱いが異なります。
月末にポジションが残っていると利益分配に影響する
Axi Selectの利益分配はIncubation以降で発生し、原則として翌月初めにAxi Select口座へ反映されます。
ただし、月末時点でAllocation Accountに未決済のポジションが残っている場合、その月の支払いは行われません。
EAを長時間動かしていると、月末になってもポジションを持っている場合があります。
そのため、利益分配を受けたい場合は、月末の決済条件や新規注文の停止時間も運用ルールに合わせて考える必要があります。
ただし、利益分配のために無理な決済を行うと、かえって損失が増える可能性があります。
私なら、月末の処理を考える前に、ポジションをいつまで保有する戦略なのかを整理します。 そのうえで、決済タイミングや出金予定を事前に決めるようにします。
また、AxiのAllocation Accountから直接出金することはできません。 利益分配などの条件を確認し、Axi Selectの取引口座側で出金手続きを行います。
Axi Selectが向いている人・Challenge型が向いている人
Axi Selectと通常のチャレンジ型プロップファームは、どちらが絶対に優れているという話ではありません。
違いは、最初に必要なお金と、そのお金がどのようなリスクを負うかです。
自己資金で実績を積みたい
- 参加費
- 抑えたい
- 取引期間
- 長期で考える
- 取引環境
- MT4・MT5
- 考え方
- 実績から資金拡大
評価費用と自己資金を分けたい
- 最初の支出
- Challenge料金
- 評価方法
- 試験型
- 自己資金
- 通常は取引に使わない
- 考え方
- 合格後に資金枠
Axi Selectは、チャレンジ購入費を支払う代わりに、自分の取引実績を積み重ねながら資金枠を広げたい方に向いている選択肢です。
一方、チャレンジ型では購入費用が必要になりますが、通常は自分の資金を直接市場で取引する仕組みではありません。
ただし、チャレンジ型にも不合格や購入費用の損失、さまざまな取引制限があります。
また、自動売買を重視するなら、Axi Selectと各プロップファームでEAの利用条件が違うことにも注意が必要です。
チャレンジ型プロップファームと比較したい場合
Axi Selectは自己資金型なので、一般的なチャレンジ型と比較するときは、まず資金の仕組みを分けて考えた方が分かりやすいです。
通常のチャレンジ型も検討したい方は、FintokeiやFTMO、PipFarmなどの公式条件を確認してみてください。
| サービス | 比較したいポイント |
|---|---|
| Fintokei | 日本語対応・EA利用ルール |
| FTMO | EA利用条件・評価方式 |
| PipFarm | チャレンジ方式・取引制限 |
EAを利用する場合は、利益目標だけでなく、日次損失、最大損失、禁止取引、取引プラットフォームなどを確認しましょう。
特にFintokeiについては、 FintokeiのEA利用ルールを解説した記事 でも詳しく説明しています。
※本欄にはPR・アフィリエイトリンクを含みます。各社のチャレンジ料金、EA利用条件、利益目標、損失ルール等は変更される可能性があります。利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
Axi Selectについてよくある疑問
Axi Selectはプロップファームですか?
Axi Selectは、一般的なチャレンジ型プロップファームと似た資金配分の仕組みを持っていますが、参加方法が異なります。
自分のライブ口座で取引実績を作り、その成績をもとにAxiの資金配分を増やしていくプログラムです。
最低$500を入れればすぐ$5,000の資金配分を受けられますか?
いいえ。最低$500の資金だけではSeedへ進めません。
新規トレーダーは基本的に20回以上のユニークトレードを行い、Edge Score 50以上などの条件を満たす必要があります。
条件を満たしてSeedへ進むと、最大10倍の資金倍率によって$5,000のAllocation Accountにつながります。
Axi Selectで自作EAは完全自動売買できますか?
AxiのEA専用FAQでは、自作EAを利用可能と説明しています。
ただし、VPS関連のFAQでは自動売買ボットを禁止する表現があります。
そのため、EAが注文や決済を自動的に行う場合は、事前にAxiサポートへ現在のルールを確認してください。
市販EAや無料EAは利用できますか?
第三者が作成したEAは、公式FAQ上では売買シグナルの確認に利用できますが、実際の注文は手動で行う必要があります。
そのため、市販EAを導入してそのまま完全自動売買する前提では考えない方がよいでしょう。
Axi Selectの利益分配はいつ受け取れますか?
利益分配はIncubation以降で用意されており、条件を満たすと原則として翌月初めにAxi Select口座へ反映されます。
月末に未決済ポジションが残っている場合は、その月の支払いが行われないため注意が必要です。
途中でMT4からMT5へ変更できますか?
変更すること自体は可能ですが、Axi Select口座の進捗とEdge Scoreは引き継げません。
変更後はSeedから再スタートするため、プラットフォーム選択は慎重に行いましょう。
まとめ|Axi Selectは自己資金型の資金配分プログラムとして考える
Axi Selectは、FTMOやFintokeiなどのチャレンジ型プロップファームとは参加方法が異なります。
チャレンジ料金を支払って試験へ挑戦するのではなく、自分のライブ口座で取引実績を積み、Edge Scoreやステージ条件を満たしながらAxiの資金配分を広げていく仕組みです。
私なら、一般的なチャレンジ型プロップファームと同じランキングで評価するのではなく、「自己資金型・資本配分プログラム」という別カテゴリーとして比較します。
最低$500からSeedを目指すことができ、最終的には最大$1,000,000の資金配分、利益分配率80%という仕組みが用意されています。
ただし、最初から自分のお金を使って取引するため、チャレンジ料金とは異なる損失リスクがあります。
また、Axi Selectでは最大損失、含み損、資金倍率、必要取引数、Edge Scoreなどを合わせて考える必要があります。
EAを利用する場合は、利益を増やす仕組みだけでなく、損失を抑える仕組みも重要です。
私なら、最大損失までの余裕、複数ポジションの合計リスク、ロットの調整、重要経済指標時の取引停止などを優先して設計します。
ただし、自作EAによる完全自動売買については公式FAQ間に表現の違いがあるため、実際の運用前にAxiへ利用条件を確認する必要があります。
Axi Selectは、EAで簡単に資金を増やせるサービスではありません。
それでも、自己資金で取引実績を積みながら長期的に資金枠を増やしていく仕組みに興味がある方にとっては、通常のチャレンジ型とは違う選択肢として調べる価値があります。
まずは最新の参加条件と、自分が利用したい取引方法が認められるかを公式サイトで確認するところから始めましょう。
Axi Select公式サイトで最新条件を確認する※本記事は2026年10月10日時点で確認できるAxi公式サイト、公式FAQ、Help Centerの情報をもとに作成しています。ステージ条件、資金配分、利益分配、EA利用条件、取引ルール等は変更される可能性があります。利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
※Axi Selectは自己資金を使ってFX・CFD取引を行うため、元本割れを含む損失リスクがあります。資金配分の上限や利益分配率は、利益や将来の成果を保証するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資助言や利益を保証するものではありません。

