2022/7/8上場 INTLOOP(9556)評価 C
公募価格3,500円に対し初値3,150円で公募割れ-10.0%
林 博文(社長)保有比率 72.47%(上場時)
■事業内容は「フリーランスを活用したコンサルティング・システム開発支援など」となっており、市場規模はそれほど大きくはないでしょう。
ライバル企業のランサーズ(4484)の株価は低迷しており、2022/7/11現在のランサーズの時価総額は38.73億です。
ランサーズの最高値1415円時点の時価総額は推定220億ですから、INTLOOPの7/11時点の時価総額は126億円とランサーズの絶頂時の半分くらいです。
フリーランスに特化したサービスが急激に市場拡大することは考えにくいので、INTLOOPがテンバガーを達成するには、同分野以外に積極的に乗り出し、収益を上げていくほかないと考えます。
従って、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
2022/6/23上場 ホームポジション(2999)評価 C
公募価格450円に対し初値465円で初値上昇率+3.3%
伴野 博之(社長)75.46%(上場時)
■事業内容は「戸建分譲事業」とあるように、新築分譲販売を中心に住宅ローン、タウン情報など、建売・不動産情報の提供を行っている会社です。
大手が幅を利かせる激戦ジャンルですので、この分野で大きく売り上げを伸ばすことは至難の業です。
上場まで導いた伴野氏の手腕はかなりのものと推察されますが、売り上げ急上昇は見込めないことから評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
2022/6/28上場 M&A総合研究所(9552)評価 B
公募価格1,330円に対し初値2,510円で初値上昇率+88.7%
佐上 峻作(社長)73.82%(上場時)
■事業内容は「DX・AI技術を活用したM&A仲介事業」とあります。
役員にキーエンス出身者が多いのが特徴です。
代表取締役社長の佐上氏は1991年生まれと非常に若い経営者です。
佐上氏の経歴は以下の通りです。
2013年09月 ㈱マイクロアド入社。広告システムのアルゴリズム開発等に従事。
2015年11月 ㈱Alpaca(現 ㈱スマートメディア)設立、代表取締役就任。
2018年10月 ㈱M&A総合研究所設立。
役員に大株主はいないことから、ワンマン社長の条件は満たしていますが、M&Aという分野で果たしてどこまで事業拡大できるのか未知数です。
DX・AI技術を生かして事業拡大できればテンバガーも夢ではないとの期待を込めて、評価は上から2番目のBとさせていただきます。
2022/6/23上場 坪田ラボ(4890)評価 C
公募価格470円に対し初値794円で初値上昇率+68.9%
坪田 一男(社長)61.72%(上場時)
■事業内容は「近視、ドライアイ、老眼などの治療にかかわる医薬品、医療機器等の研究開発」とあります。
ホームページには”ごきげん”をキーワードに近視、ドライアイ、老眼に革新的なソリューションを開発する慶應大学発ベンチャーとあり、目に特化した会社であることが分かります。
上場後1週間を経過してもなお、出来高100万株を超える大商いが続いており、なぜこれほど注目されているのかは不明です。
7/11現在の時価総額は241億円で、ここから更に株価急上昇は期待できないとのことから、評価は積極的には買えないCとさせていただきます。
2022/2/25上場 マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)評価 D
公募価格1,270円に対し初値1,355円で初値上昇率+6.7%
陣 隆浩(社長) 51.65%(上場時)
■事業内容は「不動産情報プラットフォーム事業の展開」とあります。
約30年にわたり不動産業界向け情報サービスを展開しており、新築マンションに強みがあります。
しかしながら、日本のマンション市場は今後は縮小するとの憶測もあり、長期の株価下落の可能性も高いと思われます。
7/11現在の時価総額は41億円と低時価総額に分類されますが、投資判断は見送りのDとします。
2022/4/27上場 モイ(5031)評価 A
公募価格470円に対し初値902円で初値上昇率+91.9%
赤松 洋介(社長)55.29%(上場時)
■事業内容は「ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム『ツイキャス』の運営」とあるように、プラットフォーム運営が収益の柱です。
7/11現在の時価総額は72億円なので、株価が更に値下がりすれば低時価総額のIT企業に当てはまります。
上場後初値902円から約半値の500円まで株価が下がってきており、ここから更に半値の250円までナンピン買いを視野に戦略を練ることも個人的にはありかと。
株価急上昇⇒テンバガー達成のカギを握るのは、『ツイキャス』の急拡大とメタバースなどの人気テーマに乗っかることと予想します。
テンバガーの可能性が期待できることから評価は下がったら買い増しのAとします。
2022/2/17上場 エッジテクノロジー(4268)評価 A
公募価格350円に対し初値694円で初値上昇率+98.3%
住本 幸士(社長)93.56%(上場時)
■事業内容は「AIソリューションサービスの提供・AIプロダクトの開発/販売・AI教育サービスの提供」とあります。
機械学習・ディープラーニング・ビッグデータ・AI・画像認証などは、これから市場拡大していく分野です。
上場時の持ち株比率がオーナーの住本氏が93.56%とほぼ全権を握っており、ワンマン社長の条件にピッタリあてはまります。
7/11現在の時価総額は90億円、株価は800円と若干高めですが、下がったら買い増しのナンピン戦術で狙うと面白いと思います。
テンバガーの可能性が期待できることから評価はAとします。